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内申点を上げる!高校受験が有利になる内申点UP術!

高校受験で「内申点」は学力検査と並び、とても重要です。今回は、どうすれば「内申点」を上げられるのか、最近重視する県が増えてきている観点別評価の「主体的に取り組む態度」について解説します。

「内申点」はどうすれば上がる?

おもに「内申点」のもととなるのが「内申書」に記入される「各教科の学習の記録」の評定。ここには、「国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術・家庭」の9教科の評定が記入され、「内申点」となります。
評定は各教科3つの観点別にABCの3段階の成績をもとに決まります。

つまり、「内申点」(評定)を上げたいなら、上げたい教科の各観点別学習状況の評価をC→B、B→Aにしていけばいいのです。

何が重視されているかを知るのが「内申点」を上げる近道

各観点別学習状況の評価を上げるためには、それぞれの観点がどんな学習シーンで評価されているかを知ることが近道です。

以下は、「定期テスト」「授業」「提出物」の3つの学習シーンの中で何が重視されているかを示しています。「内申点」(評定)を上げるためには定期テストで高得点を取ればいいと思いがちですが、観点によっては、定期テスト以外にも、授業態度や、提出したノート、忘れ物の有無などさまざまな場面が評価されます。教科によって異なるので、漢字テスト、英単語テスト、理科の実験後のレポートなど、教科ごとに特色のあるものが、どの観点に含まれるのかも知っておくと役に立ちます。

観点別学習状況の評価のしくみ

※◎、○の順に重視することを示します。
※どの観点がどのシーンでより評価されるのかは、学校ごと、教科ごとに異なります。この図はあくまで目安で一例です。

観点別評価と評価材料の例
観点評価材料
定期テスト授業提出物
知識・技能-
思考・判断・表現
主体的に学習に取り組む態度-

主体的に取り組む態度を重視する県が増えてきています

学びの過程を重視する観点から、観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」を他の項目より比重を高めて評価する県などが増えています。テストの結果だけでなく、そこまでの学びに向かう力などが評価されます。
たとえば提出するノートなども先生の板書そのままを写すのではなく、その授業で苦労したことや考えたこと、その解決方法、間違えた問題の解き直しなども含めて学力を獲得する過程がわかるようにし、ニガテ教科を含め授業に積極的に参加し、自分の意見を発言するとともに仲間の意見にも耳を傾け、互いに教えあうなど協力して高めていくような前向きな姿勢などが評価されます。

各学習シーンで評価を上げるポイント

「定期テスト」「授業」「提出物」それぞれで評価を上げるためにとくにどういう点を注意すればいいか、次にまとめました。

定期テスト(中間テスト・期末テスト)

定期テストで高得点を取ることはもちろん大切です。とくに5教科は定期テストを重視する観点が多いので、1点でも多く得点できるように対策しましょう。テスト前にしっかりとテスト勉強の時間を確保し、遅くとも2週間前から勉強するなど計画的に進めるようにしましょう。進研ゼミではその時期に応じた定期テスト対策教材をお届けしますので、ぜひ活用して高得点をねらいましょう。

授業態度・学習態度

先生の話をしっかり聞いて、積極的に授業に取り組んでいるかなど、授業態度も大切です。実技教科が苦手な生徒でも、まじめに一生懸命に取り組んでいる姿勢が評価につながることもあります。

課題などの提出物

各教科の宿題やレポート、作品などの課題は、必ず期限を守って提出するようにしましょう。また、できるだけ丁寧に仕上げたものを提出すると評価UPにつながります。

学習活動すべてについて、先生は見ています。テスト対策はもちろん、授業や提出物も含めて、自分の弱いところを重点的に対策することで「内申点」を上げていきましょう。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

高校入試を取り巻くさまざまな情報、役立つ情報を「プロの視点」から発信していきます。

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