高校の学科は大きく分けて、普通教育を主とする普通科、工業や商業など専門教育を行う専門学科、普通科と専門学科の両方の要素をもつ総合学科があります。現在は全国の高校生の約7割が普通科に在籍しています。

多くの先輩は、「将来自分がやりたいこと」や「興味のあることが学べるか」という視点で学科を選んでいます。また、高校卒業後に、大学などへの進学を考えているのか、就職を考えているのかによっても異なります。
入学してから、「こんなはずでは・・・」というミスマッチを防ぐため、学科で学ぶ内容やカリキュラム、卒業後の進路などはよく調べておきましょう。

普通科は、進学をめざす人向けのカリキュラムを組む学校が多く、教科としては国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語（英語）・保健体育・家庭・芸術・情報・理数および総合的な探究の時間をおもに履修します。
学年が上がると、文系・理系などに分かれたり、3年次からはさらに細かい類型に分かれたり、卒業後の進路に対応した教育が行われます。

2022年度(令和4年度)から、普通教育を主とする学科として、普通科以外の学科を設置できるようになりました。SDGsの実現やSociety5.0の到来に伴う諸課題の対応を学ぶ学際領域に関する学科、地域社会が抱える諸課題の対応に取り組む地域社会に関する学科、その他、デジタル人材育成をめざす学科など、特色・魅力ある学びに重点的に取り組む学科が新設されています。

普通科単位制の特徴と魅力

一般的な普通科の高校(学年制)は学年ごとに履修する科目が決まっていますが、普通科単位制の高校では、必履修科目を中心に自分の進路希望などに応じて、学年を超えて多様な科目を選択することができます。実際にはどんな特徴があるのか、取り組みや魅力をご紹介します。

国際系・外国語系学科の特徴と魅力

グローバル化が加速するなか、国際系・外国語教育に力を入れている高校・学科の人気が高まっています。「国際」「英語」「外国語」などの名がつく高校・学科では、何をめざしてどのような取り組みが行われているのでしょうか。その特徴や魅力をご紹介します。

理数系学科の特徴と魅力

科学技術系の人材を育てることが、国際的な競争力につながるという考えのもと、理科や数学を重点的に学べる高校・学科に注目が集まっています。SSH（スーパーサイエンスハイスクール）指定校や「理数科」「探究科」など、理数教育に力を入れている高校・学科の特徴を紹介します。

「専門学科」には、特定の分野の専門知識・技術・資格を得るための教育を行う学科があります。

農業系学科の特徴と魅力

農業系の専門学科が設置されている高校では、園芸系、畜産・動物系、食品系、環境系など、さまざまな農業分野の知識や技術を重点的に身につけることができます。農業のスペシャリストをめざして、どのように取り組んでいるのでしょうか。その特徴や魅力をご紹介します。

工業系学科の特徴と魅力

工業系の専門学科が設置されている高校では、機械や電気、情報技術など、工業系の知識や技術を重点的に身につけることができます。どのような取り組みが行われているのでしょうか。その特徴や魅力をご紹介します。

商業系学科の特徴と魅力

商業系の専門学科が設置されている高校では、商業や経済、流通、会計など、商業・ビジネス系の知識や技術を重点的に身につけることができます。どのような取り組みが行われているのか、その特徴や魅力をご紹介します。

看護系学科の特徴と魅力

「看護師」は、医療機関だけでなく介護老人保健施設や保育園などさまざまな場でのニーズが高まっており、海外も含めて今後活躍のチャンスが広がる職業のひとつとして、注目されています。

看護師になるには、看護系の大学や短期大学を卒業して看護師国家試験の受験が最近の主流ですが、高校の看護科・衛生看護科など看護系の専門学科に入って専門技術や知識を身につけ、卒業後に看護師資格を得る道もあります。

看護系の高校・学科ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。その特徴や魅力をご紹介します。

音楽・美術系学科の特徴と魅力

音楽・美術系教育に力を入れている高校・学科では、音楽や美術、工芸、書道など、芸術系の知識や技術を重点的に身につけることができます。ここでは音楽・美術系の高校・学科の特徴について、その学びの内容や魅力をご紹介します。

総合学科は、普通科と専門学科に続く「第3の学科」として1994年度から導入された学科です。どんなことをめざして、どのような取り組みが行われているのでしょうか。その特徴や魅力をご紹介します。