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【香川県】合格目指して今おさえる、香川県高校入試の出題傾向と対策
2024年度(令和6年度)香川県公立高校入試の出題傾向を分析! 合格をつかむために今からできる学習のポイントを解説します。
※ここでは「香川県公立高等学校入学者選抜学力検査」について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
※平均点は香川県教育委員会「令和6年度香川県公立高等学校入学者選抜学力検査の概評について」より。
5教科合計平均点は141.9点 最も低いのは数学
満点 | 各教科 50点 (総合点 250点) | |||
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教科名 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 |
国語 | 31.5 | 30.5 | 29 | 29.9 |
数学 | 23.6 | 25.3 | 26.8 | 22.9 |
社会 | 29.2 | 31.2 | 30.6 | 30.6 |
英語 | 28.3 | 29 | 29.1 | 28.6 |
理科 | 29.3 | 27.6 | 29.1 | 29.4 |
総合点 | 141.9 | 143.6 | 144.7 | 141.5 |
香川県の学力検査は、各教科50点、5教科総合得点250点満点の出題です。5教科合計での平均点は141.9点(56.8%)で、2024年度は2022・2023年度よりやや下がっていましたが、過去3年間140点台前半(55~60%)のあたりにおさまっています。例年、数学の平均点が低いことがわかります。
記述式など難度の高い問題の多い数学、まずは配点比率約3割の小問集合を落とさないことが大切!
大問構成を確認してみましょう。
大問1…計算中心の小問配点は13点。
大問2から大問4…図形や関数の分野が多く、融合問題も多くみられます。
大問5…記述式の平面図形の証明問題が2問。
注目したいのは配点です。大問1が13点と最も配点が高く、基本問題が多いので確実に得点し、大問2~5から基本問題を見極めてどのくらいとれるかが大切になってきます。
数学攻略のポイントは?
香川県の数学攻略のポイントは「計算と各分野の基本問題」をまずはおさえたうえで、入試傾向の問題に慣れること。具体的な対策は以下の2点です。
計算問題はミスなく、スピードを上げて正確に解けるように日々練習する
計算問題は点数が取りやすいですが、正答率も高く、また他の問題でも計算力が必要なのでミスはゼロにしたいもの。また、入試やテストなど時間配分も大切です。他の問題で時間が取れるようにスピードアップも大事です。だからこそ、日々の練習や計算法則をおさえて、工夫して計算が少しでも楽にできる訓練も必要です。
さらに、中3になっても問題を解くなかで計算練習はしておくことが大切です。とくに途中式などは、テスト問題の余白やノートにも残すことで、ミスの原因を知ることの対策にもなります。1点差で決まる入試では単に「計算ミスだから次は大丈夫」にしないことが大切です。
難問攻略の前に、基本問題を確実に解けるようにする
数学は公式だけ覚えてもあまり意味がありません。大問1の計算問題をはじめ、大問2以降の問題で着実に得点するためには、基本的な問題を確実に解けることが重要です。おすすめの学習法は、中学校教科書や『進研ゼミ』のオリジナルスタイルなら〈Challenge〉、ハイブリッドスタイルなら〈デジタルレッスン〉などを利用して、繰り返し解くことが大切です。とくに中3生は、模擬試験など受ける機会も増えてきますので、点数や判定をみるだけでなく、できなかったものを解き直すのも有効です。基本問題ができるようになったら、徐々に難しい問題へチャレンジして得点力アップをしていきましょう。
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