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【福井県】公立高校入試で高得点をねらうための学習ポイント

7月にオンラインで開催した2024年度(令和6年度)福井県公立高校入試セミナー。大変好評をいただいたセミナーですが、都合が合わず参加できなかったご家庭もあるかと思います。そんな皆さまのために、セミナーのアーカイブを配信中です!入試のしくみから各教科の出題傾向と対策法まで、福井県の公立高校入試についてくわしく知りたい方は必見です。今回はそのポイントをいくつか抜粋してご紹介いたします。
※ここでは福井県公立高校一般入学者選抜の学力検査について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
※合格者平均点はすべて福井県教育委員会「令和6年度福井県立高等学校入学者選抜について」および「令和5年度福井県立高等学校入学者選抜について」より。

【福井県】公立高校入試で高得点をねらうための学習ポイント

数学と英語はA問題、B問題に分かれる入試 事前のリサーチと準備に注意

2024年度福井県一般入学者選抜学力検査_英語入試問題分析 2024年度福井県一般入学者選抜学力検査_数学入試問題分析

福井県の入試でいちばん特徴的なのは、学力検査の英語と数学の一部の問題が、高校・学科ごとにA問題/B問題から選んで出題されるということです。A問題は基礎力を問う問題、B問題は記述型の問題が多く難しい傾向があります
2024年度入試でいうと、英語は「英作文」(A問題、B問題とも大問2)、数学は「平面図形」(A問題は大問2、B問題は大問5)で異なる出題となりました。B問題は、英作文の量が増えたり、証明問題を自力で記述する必要があったりと、やはり難度が高く入念な対策が求められます。高校ごとにどちらの問題が選ばれているのかは、例年福井県教育委員会のWebサイト等で公開されますので、そちらをしっかりチェックしておいてください。

A問題の合格者平均点は変動が大きい 社会の難易度にも注意

福井県一般入学者選抜学力検査_合格者平均点の推移(全日制)

さて、前述のような特徴がある福井県公立高校入試ですが、そのなかでもA問題は年によって合格者平均点の変動が大きいことがわかります。とくに、2024年度英語のA問題の合格者平均点は36.2点で、過去3年間で最低という結果に。2024年度は数学のA問題と社会でも、前年度より合格者平均点を大きく下げています。
一般的に入試問題は、平均点を100点中60点くらいになるように作成されることが多いので、2024年度は全体的に難しかったと言えるでしょう。過去問などを解く際、点数の絶対値に目がいき一喜一憂しがちですが、合格者平均点と比較してどのくらい取れているか、相対的に把握することも重要です。

社会は資料の読み取り問題が多い! その攻略のポイントは?

2024年度福井県一般入学者選抜学力検査_社会入試問題分析 社会の学習のポイント

前年度から大きく合格者平均点を下げた社会。福井県の社会の入試問題には大きく2つ特徴があります。
1つめは資料の読み取り問題が多いこと。資料で与えられた情報を正確に読み取る力が求められます。
2つめは記述問題が多いこと。受験生の中で得点の差がつきやすいところです。
つまり、地理・歴史・公民3分野から幅広く出題されるうえ、資料の読み取りや記述問題が多く解くのに時間がかかるため、事前に対策をしっかりしておく必要があります。
有用な対策法のひとつは「用語、基礎知識をただ覚えるだけでなく、その内容や背景までをセットにして関連付けて覚えておく」ということです。基礎知識を確実に身につけていくことはもちろん重要です。『進研ゼミ』で中3生にお届けしている〈入試によく出る基礎〉なら、中1~中3の重要事項がすべてまとまっています。そのほかにも、日々の学習の中で教科書や資料集を見る習慣をつけて、早めのうちに基礎固めを進めておきましょう。

さらに、暗記をする際のポイントが3つあります。

1つめが「漢字で書いて覚える」ということ。

問題によっては漢字で書くことを求められるものもあります。また、漢字で書いて覚えることは意味を理解するうえでも役に立ちます。

2つめは「理由や背景を理解してから暗記する」ということ。

人名、できごとを覚えるだけではなく、何をした人か、そのできごとが起こった年は?など、関連するキーワードもあわせて覚えましょう。

3つめは「グラフ、地図、史料文などにまで目を向ける」こと。

福井県は資料を正しく読み取ることができるかどうかが、点数を左右するといっても過言ではありません。日ごろから、資料から何が読み取れるかを意識的に考えながら覚えるのがオススメです。

【社会以外の対策のポイントも無料公開中!】動画で福井県の入試問題の特徴と学習のポイントをチェック!

2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」では、今回ご紹介した社会を含め、福井県の5教科それぞれの出題傾向や学習のポイントを解説しました。受験が近い中3の方に役立つ具体的な受験対策はもちろん、中1や中2のうちから始めておきたい日頃の学習のコツなどもご紹介しています。またセミナー動画の中では、福井県の最新入試制度についても解説していますので、制度理解にもお役立てください。さらに入試本番までの学習計画の立て方や、過去問の取り組み方等の気になる疑問点も先輩の体験談を交えながらご説明します。動画は無料で何度でも視聴OK! 倍速再生も可能ですので、ぜひ今すぐご覧ください。

▼セミナーに参加した方の声▼

●自分が受ける高校の問題の構成がわかりました。記述が多いことがわかったので頑張りたいです。説明がわかりやすかったです。

●過去問を解き苦手分野をあぶり出し、苦手克服に向けて取り組めるように子どもには指示したいと思います。

この記事を書いた人

福井県入試分析担当

福井県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

福井県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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