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公立高校の入試によく出る単元ランキング~数学編~
「受験に向けて、そろそろ本気で数学の総復習しなきゃ。でも、範囲が広すぎて何からやればいいのか…」。そんな悩みをもつ人に試してほしいのが、入試に出やすい単元から勉強することです。
そこで今回は、2022年度の全国の公立高校入試の結果をもとに、数学の「入試によく出る単元ランキング」を紹介します。数学のオススメ勉強法もあわせて紹介するので、受験対策に役立ててください!
よく出る単元・学年別トップ3
まずは、2022年度の全国の公立高校入試で出題された単元トップ(習う学年別)を発表!
来年度も同じ単元が出るとは限りませんが、入試で問われやすい単元のめやすとして参考にしてください。
*進研ゼミ調べ。2022年度の全国公立高校一般入試分析より。
中1の「正負の数」は計算問題として出やすい単元。「文字式の計算」と「1次方程式の計算」もいっしょに復習しておくと◎。
「空間図形」は面積や体積を求める問題が中心です。
中2の「1次関数」は、関数の式を求める基本的な問題や、関数とグラフを組み合わせた問題などがよく出題されています。
中3は夏休みまでに学習する単元がトップ3! 単元別では「式の展開」や「因数分解」、「平方根の計算」がよく出題されています。
習ったことを忘れないうちに復習しておけば、重要な内容がしっかり身につきます。
数学の入試対策・3つのポイント
数学の受験勉強は、基本的には中1~3の範囲をひととおり復習することが大切。
復習だけでなく、これから学ぶ中3・2学期の範囲も、毎日の復習や定期テスト対策などを通じてしっかり身につけましょう。
「全範囲復習が基本!」と頭に入れたうえで、今回紹介した「入試によく出る単元ランキング」に出てくる範囲からスタートすれば、得点に結びつきやすく効率的です。では、復習を進めるときに大切な3つのポイントを知っておきましょう。
ポイント1:「領域」ごとに復習する
数学には、大きく分けて「数と式」「図形」「関数」「データの活用」という4つの領域(内容が似た単元のまとまり)があります。1つの領域の中には、図からわかるように中1~3で習う単元が含まれており、それぞれの単元の内容にはつながりがあります。
そこで復習は、「文字と式」(中1範囲)→「式の計算」(中2範囲)→「式の展開と因数分解」(中3範囲)…という感じで、領域ごとに取り組んでいくと理解しやすくスムーズです。
ポイント2:数学がニガテなら「数と式」の領域から取り組むのがオススメ!
4つの領域の中でも、復習でまず取り組みたいのが「数と式」です。
「数と式」は、今回のランキングからもわかるように入試でよく出題されていて、本番での得点につながりやすい領域。計算力をきたえておくと、ほかの領域の問題も解きやすくなりますよ。
「『数と式』は得意だからほかの領域を復習したい!」という人は、2学期で習う領域の順に「関数」→「図形」の領域に取り組むのがオススメです。
ポイント3:ニガテを見つけるつもりで問題を解く
復習の基本は、何も見ないで教科書などの基本問題を解いてみること!
解けない問題は「だいぶ前に習ったから忘れているだけ」と思うかもしれませんが、そのままにしておくとニガテにつながるかも!公式や解き方をしっかり確認し、間違えた問題は1~2日置いて解き直しておきましょう。
今ニガテのもとをなくしておけば、入試レベルの応用問題を解くときに必ず役立ちます。
数学がニガテな人こそ「よく出る単元」からの総復習が効果的!
数学がニガテだと、つい総復習を後回しにしたくなりますよね。でも、よく出る単元の基本問題を解いてみれば、「この部分はけっこう解ける!」などの発見もあり、どこを集中対策したらいいかがわかってきます。計算問題をやるだけでもよいので、まずは単元1つから始めてみてください!
【進研ゼミ・中3会員の方へ】 数学の総復習におススメ教材
<入試によく出る基礎 数学>がおススメ!
中1~中3の各単元の定理や公式、よく出る問題パターンがまとまっています。数学の基礎を効率よく復習できますよ!
数学以外も「入試によく出る基礎シリーズ」は、ふろく教材人気NO.1です!
※2021年度進研ゼミ「高校合格アンケート」より、「役立った進研ゼミの教材第1位は?」という質問への回答者8801人の回答結果より。
<入試によく出る基礎 数学>
※各教科の掲載している単元については目次を参照ください。
※4月号で英語、5月号で数学、6月号で国語、7月号で社会、8月号で理科をお届け。
<入試によく出る基礎デジタル>
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