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【大阪府】2022年度:公立高校入試分析-入試結果はどうだった?

大阪府の入試について、2022年度の公立高校入試の結果も踏まえて解説します。

【大阪府】2022年度:公立高校入試分析-入試結果はどうだった?

文理学科は例年通り高倍率に

2022年度の文理学科の全体の志願倍率は、1.38倍(前年は1.35倍、前々年度は1.41倍)で、前年度より少し上昇し、依然として高い水準でした。
また、普通科(単位制除く)の全体志願倍率は1.13倍でしたが、高校によっては高い倍率となっているところがあるため、注意が必要です。

2022年度公立高校一般選抜 文理学科 志願倍率
高校名募集人員(A)学校全体の
志願者数(B)
学校全体の
志願倍率(B/A)
北野3204321.35
大手前3604661.29
高津3605681.58
天王寺3604071.13
豊中3605791.61
茨木3205141.43
四條畷3604921.37
生野3605061.41
三国丘3204601.44
岸和田3203681.15
2022年度公立高校一般選抜 普通科(単位制除く)で志願倍率が高倍率の高校
高校名学科名募集人員(A)学校全体の
志願者数(B)
学校全体の
志願倍率(B/A)
春日丘普通3205191.62
泉陽普通3204861.52
阪南普通2403541.48
寝屋川普通3204701.47
箕面普通2404461.41
グローバル76
桜塚普通3204491.40
山田普通3605001.39
夕陽丘普通2803841.37
三島普通3204381.37
東淀川普通2243031.35

公立高校入試対策【ポイント1】前学年の単元はしっかり復習を

2021度入試(2021年3月受検)においては、中学校の臨時休校の影響により学力検査の出題範囲が削減になったこともあって、一部の教科では大問構成が変化するなど傾向が変わりました。が、2022年度入試(2022年3月受検)では例年通りの出題範囲となっています。入試ではこのような特別な状況がない限り、今後も中学校の学習指導要領の範囲で出題されます。大阪府の学力検査問題(国語・数学・英語)は、学校ごと、教科ごとにA(基礎的問題)、B(標準的問題)、C(発展的問題)の中から実施されます。どの問題であっても、基礎的な知識・技能に加えて、資料を読み取ったり記述式で解答させたりといった思考力・判断力・表現力をためす問題が各教科で出題され、中1~3すべてで学習した内容が問われます。とくに前学年の学習内容でしっかりと定着していない単元がある場合は、早めに復習し対策しておくことが大切です。

公立高校入試対策【ポイント2】英語の外部検定の読み替えは英語が好きで得意な人は挑戦しても

公立高校入試では英検®などの外部検定での取得級・スコアによって学力検査の英語の得点を読み替えるという制度があります。入試当日の英語の学力検査の得点と読み替えの点数のうち、高いほうの点数が合否判定に使用されるという制度です。
読み替えがされるのは、英検®でいうと2級以上と高レベルなことから、この制度が初めて導入された平成29年度は、英語資格を活用した志願者は345人でした。しかし、その後は年々増加し、2021年度は2290人となりました。文理学科や国際系の学科(グローバル科・国際文化科など)の志願者の活用が多くなっています。
中1・2生であれば今から計画的に英検®などの級取得のための対策を始めるのもよいでしょう。しかし、中3になって読み替え制度のためにこれから始めようとするのはおススメしません。学力検査対策をしっかりやっていくことが大切です。

英語資格の読み替え率・最低保証得点
資格TOEFL iBTIELTS実用英語技能検定読み替え率最低保証得点
特別選抜一般選抜
45点満点90点満点
60~1206.0~9.0準1級・1級100%4590
50~595.5対応なし90%4181
40~4952級80%3672

この記事を書いた人

大阪府入試分析担当

大阪府入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

大阪府の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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