勉強法

やる気が出ないなら 勉強をサボってみる

やる気がでな~い。でも勉強しなきゃ...。でもやる気がでな~い。
自宅で勉強中、こんな無限ループにはまってない?
そんなときはいさぎよくサボっちゃおう。
そんな...サボるなんて...ダメッ! と心の奥で声が聞こえたキミ、ちょっと待って。
やる気が出ないまま机に向かっていてもストレスがたまるし、ただただ時間が過ぎてゆくだけ。
適度にサボることは大切な対処法だし、サボることもやる気アップの勉強法のひとつだよ!
...ということで今回は、勉強のやる気が出ないときの簡単で手軽なサボりかたを紹介。
このサボりかたは受験生になっても高校生になっても社会人になっても役立つので覚えておこう!

やる気が出ないなら 勉強をサボってみる

勉強のやる気が出ない原因

そもそも勉強のやる気が出ないのはどうして?
やる気って無理に引っ張り出すものじゃなくて、自然と出てくるのが理想だよね。
勉強のやる気が出ない理由は人によってさまざまだけど、次に例をあげる5つの原因を知っておくことで、ジタバタせずに解決策に向かえるかも。
そう、キミのやる気が出ないのにはワケがある。
決して努力や気合いが足りないわけじゃないだよ。

とても眠い とても疲れている

やる気がでない一番の理由は、日々の睡眠不足や疲れがたまっていること。
人間はとても眠いときはやる気がでなくて当然だし、疲れ過ぎていてもやる気が出ない。
この状態でモチベーションをあげようとしても無理があるし、効率も悪い。
「もうダメっ」と降参(こうさん)して適度にサボったほうが、やる気が回復するんだよ。

勉強が楽しくない

好きな科目や得意科目なら新しい知識を学ぶのもけっこう楽しいよね。
でも苦手科目や嫌いな科目など、キミにとって内容が楽しくないときは、やる気が低下するのも仕方ないこと。
あと、小学生のころはそうでもなかったのに、中学生になったら定期テストや受験勉強で学習量が多すぎるから楽しくない、ってこともあるかもね。
だってほかにSNSやゲーム、漫画、テレビとか楽しいことはいろいろあるし、ほかの楽しいことの誘惑があると勉強のやる気が低下しがち。

成績が上がらない

成績が上がらないのもやる気がなくなる大きな原因のひとつ。
がんばってもなかなか成績が上がらないと、自信や達成感が得られず意欲を失いやすい。
それに成績の上がらない科目には苦手意識をもちがちだから、ますますやる気がなくなる悪循環がある。

悩みがある

友達関係や、恋、家族、将来のことなど悩みごとのあるときも、やる気がでないもの。
勉強していてもふと悩みごとのほうが気になって勉強に手がつかなくなったり、ため息が出たり...。
頭の中が悩みでもやもやしてネガティブモードになっているときは、どうしてもやる気が低下してしがちだ。

目標がない

「次の定期テストで◯点達成するぞ!」
「部活でレギュラー取るぞ!」
などの自分にとって明確な目標がないときはやる気が出にくい。
目標がないと、「そのために今なにをすればいいか」もはっきりしないから、ますますやる気が出ないんだ。
でも明確な目標やゴールがあればそれでいいのか?というとそうでもない。
心理学者ミハイ・チクセントミハイは、目標が低くて簡単すぎても、超難しすぎすぎても、やる気が出ないと言っているよ。
「今の自分では達成できないけど、少し努力すればなんとか達成できるかもしれない」
そんなちょうどいい難易度の目標を立てると、人のやる気が最も上がって「集中」の状態に入りやすいんだって。
前に立てた目標はもう達成してしまった人は新しい目標に更新したり、難しすぎる目標を立てている人は、少し難度を下げる必要があるってことだ。

やる気が出ないなら勉強をサボってみよう!

やる気の出ないおもな原因がわかったところで、いよいよサボりかたを紹介しよう。
「やる気回復のため」と思えばサボっても罪悪感はなくなるはず。
(もちろん授業中はサボってはだめだよ)
ただサボりかたにはやる気アップに効くサボりかたと、あんまり効かないサボりかたがあるので注意が必要。
ここではやる気アップに効果的な勉強のサボりかたを紹介していくよ。

知らないうちに体が疲れていて効率が落ちているのかも

最初に言っておくと、サボりどきには重要なサインがある。
それは「効率が落ちている」とき。
効率が落ちたら(知らないうちに体や脳が疲れているのかも?)と意識して、積極的にサボろう。
体は元気だけど脳が疲れてしまっていることもあるよ。
このサインを見逃して無理して続けると、もっとやる気が下がる可能性がある。

サボるときは椅子から立ち上がる

さてサボるときはイスからサクッと立ち上がろう。
勉強机に座ったままサボるのは、気分転換になったつもりでも実はなっていない。
座りっぱなしは健康によくないだけでなく集中力にもよくないことがわかっている。
立ち上がっていったん勉強机から離れて環境を変えたほうが、短時間でも深くリフレッシュできるよ。

仮眠をとる

サボるときのおすすめ1位は睡眠。
脳や体の疲労を感じるとき、精神的にくよくよしているときに、とくにおすすめだよ。
時間のないときは仮眠でもOK。
睡眠には、眠っている間に頭の中の情報が整理されてリフレッシュされたり、精神的な落ち込みが回復したりする効果がある。
「スッキリ寝たら急に頭の回転がよくなって集中力が持続した!」
「寝たら、気分が明るくなって悩みがどうでもよくなった」
という経験はないかな? やる気が出ないときだけでなく、勉強の途中で効率が落ちたと思ったら、心身の疲れをとるためにとりあえず寝てみるのはおすすめだ。

散歩する

部屋から出て散歩してサボるのも超おすすめ。
それは、散歩をすると脳の血流がよくなって脳が活性化するから。
記憶力アップや集中力アップはもちろん、思わぬひらめきやインスピレーションがわいてくることも多いはず。
歩いている最中に、解きかたを思いついたり、アイデアが浮かんだりするとうれしいよね。
脳のパフォーマンスは、脳の血流量に左右されるという研究結果があるほどだから、散歩のほかの軽い運動でもOK。
近所の公園までとくに目的もなくぶらぶら散歩したり、 コンビニまでちょっと散歩してみたり。
そのついでにストレッチしてみたり。
とくにおすすめなのは朝の散歩。
朝の散歩はメンタルの落ち込み回復にもとても効果的だよ。

文房具を買いに行く

シャーペンや蛍光ペン、ノートなど勉強アイテムが1つ新しくなると、それがきっかけでリフレッシュするよね。
だからサボるなら文房具を買いに出かければ、散歩もできるし一石二鳥だよ。

あらかじめサボることを計画しておこう

そうはいっても、サボることに罪悪感をもっちゃう!
っていうキミは、あらかじめ計画表に今日のサボる時間を予定しておくのもおすすめだよ。
計画しておけば堂々とサボれるし、保護者にも「勉強しなくていいの?うんぬんかんぬん...」と余計なことを言われずにすむよね。
逆に「サボったらそのまま永遠に机に戻れなくなりそう...」と不安な人も、この時間からこの時間まではサボる、と時間帯を計画しておけば大丈夫じゃない?
このあと、サボったあと机に戻れなくなりそうな人のための作戦も紹介するよ!

サボる以外のやる気を出す方法は?

勉強のやる気UPに効果的なサボる方法はわかった。
でもテスト前でサボるヨユウない!とか サボったあと机に戻れないかも!
という日のために、サボる以外のやる気UP方法も紹介。

ご褒美(ほうび)作戦

「この問題集の何ページまでやったら◯◯していい」
「テスト勉強が終わったら◯◯していい」など、 自分の喜ぶ大好きなご褒美を決めて自分のやる気を引き出す作戦だ。
先輩たちの体験談などをみると、ご褒美は好きな音楽を一回聴いていいとか、好きなお菓子を食べていい、とかに決めることが多いようだ。
「ご褒美でやる気出すなんて、なんか邪道(じゃどう)じゃない?」とかカタイこと言わないで、試してみる価値はあるよ。

短時間作戦

やる気がなくても、15分だけ、30分だけなど、短時間だけなら勉強できるかもよ?
そもそも人間の集中力は長く続かない。
短時間で休息タイムを入れたほうがかえって、勉強のパフォーマンスが落ちないという説もある。
タイマーを設定して、決めた時間内で宿題や問題集を片付けたり、参考書を読んだりしよう。
ちなみに集中力を持続して勉強のパフォーマンスを上げるテクニックに「ポモドーロ・テクニック」というのがある。
やり方は

(1) 25分集中して勉強したら5分休憩(きゅうけい)するのを1セットとする。
(2) それを4セットやったら、30分休憩する。

4セットやるとトータル2時間かかっちゃうから、1セットだけやるなどもいいんじゃない?
「ポモドーロ・テクニック」には専用アプリもいろいろなタイプが出ているよ。
ちなみにポモドーロはイタリア語でトマトの意味。
この方法を考えた人がトマト型のキッチンタイマーを使ったのが由来なんだって。

SNS宣言作戦

一人で勉強するより仲間と一緒だとがんばれるタイプのキミには、LINEグループやSNSで「これから◯◯の復習を◯ページやるぞ!」など宣言する方法もおすすめ。
まわりに言っちゃったらやらざるを得ない気持ちになれるし、「オレもやる!」とか「一緒にがんばろう」とかコメントをもらえたらやる気が出るよね。
仲間と「ここまで終わった!」など進捗(しんちょく)状況(=進み具合のこと)を報告しあえば、なおさらやる気アップの可能性大!

場所・時間を変える作戦

脳はマンネリな生活だと省エネしたがる傾向があるんだって。
図書館や自習室など勉強場所を変えたり、時間帯を変えたりすると、脳は「おっ、新鮮だ!」と思ってやる気が出やすいよ。
図書館や自習室ではほかの人たちも勉強しているし、周囲の目もあるから、そこでダラダラするのは逆に難しいしね。
早く起きてまだ誰もいない朝の教室で勉強するのも効果的だよ。

勉強に関する名言を読む

ここまでの作戦を読んでも、いまいちやる気が出ないキミに、勉強に関する偉人や成功者の言葉を読むのもおすすめだよ。

●「どうせ無理」は、ラクしたいから
植松努(実業家)
●だれよりも三倍、四倍、五倍勉強する者、それが天才だ。
野口英世
●苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しいのだ。
ウィリアム・ジェームズ(心理学者)
●小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道だと感じている。
イチロー
●続けることが大事なのではなく「続けられる方法でやるのが大事なのだ」と思っています。
原口證(はらぐちあきら・日本の技術者)

やる気がでてきたキミは「名言 勉強」などでさらに検索して、お気に入りの名言をいつも見るのもいいね!

やる気が出る食べ物をつまむ

さてサボる方法がわかって、やる気が回復してきたかな?
「あ、まだかも...」っていうキミには、最後に勉強のやる気を引き出す食べ物3選を紹介!
勉強の前や途中でちょっとつまんだり食べたりしよう。(※アレルギーのある人は注意してね)

チョコレート

チョコレートには脳が元気になるブドウ糖がたっぷり含まれている。
「ブトウ糖」はそのまま素早く吸収されて脳のエネルギーになるよ。
さらにチョコに含まれる「カカオポリフェノール」には、記憶力をアップさせるBDNFという脳内物質を活性化する働きがあるよ。

ナッツ類

精神を安定させてやる気や集中力を起こさせる神経伝達物質「ノルアドレナリン」って知ってる?
ナッツ類には「ノルアドレナリン」の合成に必要な「チロシン」が多く含まれているので勉強のやる気UPにもおすすめ。
特にピーナッツ、アーモンド、カシューナッツは「チロシン」が多く含まれているよ。
さらにナッツ類はコリコリと「噛(か)む」ことで脳が活性化! 集中力アップにも役立つよ。

バナナ

バナナは腹持ちがよく手軽に食べやすいので、勉強の夜食にしている人も多いかも。
バナナにも脳の栄養、ブドウ糖がたくさん含まれているよ。
しかもバナナのカロリーは1本約86kcal。
ごはん茶碗半分ほどのカロリーしかなく意外とローカロリー。
食物繊維もふくんでいるので、血糖値が急にあがらず太りにくいよ。
また糖が脳のエネルギーになるのをサポートするビタミンやミネラルも一緒に含んでいるから集中力アップも期待できるよ。

まとめ

勉強のやる気が出ないときは、机の前で困っていないで、サクッと立ち上がってサボろう!
やる気が出ない理由は、疲れだったり、睡眠不足だったりいろいろだけど、一つ言えるのは、キミには気分転換の意味で「サボる」ことが必要ってこと。
罪悪感を捨てて、あらかじめサボる計画を立てて、堂々とサボろう!
サボれないとき、サボったあとは、ここで紹介したさまざまな作戦で自分の意欲がわく方法を工夫してみてね!

この記事を書いた人
進研ゼミ『中学講座』
中学生 学習指導担当
中学生 学習指導担当
これまで多くの中学生の学習相談・進路指導に携わり、「やる気が続かない」「何から始めればいいかわからない」といった悩みを解決。学習データと指導経験をもとに、無理なく続く勉強法・モチベーションの保ち方を提案。本記事では、実際に効果が確認されている方法を厳選して紹介。

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