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【千葉県】2026年度(令和8年度):公立高校入試分析―入試結果はどうだった?

2026年度(令和8年度)千葉県の公立高校の入試結果を、前年と比べてどう変化したかに注目しながら解説します。
※この記事でとくに記載のないものは、全日制課程について説明しています。

【千葉県】2026年度(令和8年度):公立高校入試分析―入試結果はどうだった?

【千葉県】2026年度公立高校入試の動向

公立高校志願率は67% 過去5年で最低に

千葉県 公立高校志願率の推移(全日制)

2026年度の千葉県公立高校入試では、公立高校志願率が67%となり、過去5年間で最も低い水準となりました。
ここでいう「公立高校志願率」とは、公立中学校に通う中3生徒のうち、公立高校に出願した人の割合のことです。千葉県全体での「公立志向の強さ」を示す指標と言えます。
千葉県ではこれまでも、独自に私立高校の授業料や入学金を軽減する施策が行われてきました。2026年度入試では、国の制度が変わって所得制限なく授業料が実質無償化になりました。このことが公立高校の志願者数減少を後押ししたと考えられます。

受検倍率は前年度より低下も全体では1.09倍

千葉県「公立中3生徒数に対する公立高校募集人員の割合」と「公立高校受検倍率」推移

「公立高校志望の強さ」を示す公立高校志願率が低下した一方で、実際の「公立高校の競争率」である受検倍率は、前年度の1.13倍から低下し1.09倍でした。
千葉県では毎年、生徒数の推移などを考慮し、公立高校の募集人員の調整が行われています。2026年度でも全体で840人の減となりました。
私立高校人気の高まりによって公立志願者数は減少したものの、募集人員も同時に削減されているため、倍率自体は大きく下がっていません。そのため、「志願者が減った=入りやすくなった」と単純に判断するのは危険です

【千葉県】2026年度高校別の入試結果(第1~4学区)

進路指導重点校および中高一貫教育校の受検倍率推移【普通科・第1-4学区】

上図は、県立高校の第1学区から第4学区にある進学指導重点校の普通科4校と中高一貫教育校2校の最近3年間の受検倍率の推移です。
※以下、「受検倍率」は第1日の数字を取り上げます。

昨年高倍率の東葛飾高校は低下、佐倉高校など上昇

第3学区の東葛飾高校は受検倍率1.74倍と、前年度1.96倍に比べて落ち着きました。一方、第4学区の佐倉高校は1.48倍と、前年度1.28倍より上昇しました。佐倉高校は2025年度に国立大学の現役合格数を110以上出すなど、進学実績が好調であることなどが理由と考えられます。一方、2026年度に佐倉高校や船橋高校(県立)が高倍率となった理由には、前年度の反動が影響している可能性もあります。出願の際には直近数年の倍率を参考にしましょう。
ほかにも、第2学区の小金高校は1.83倍と、前年度1.58倍より上昇しました。また、第1学区の磯辺高校と検見川高校は、2026年1月20日発表の進路志望状況調査(※)の時点から非常に人気が高く、受検倍率でも磯辺高校1.39倍(前年度1.08倍)、検見川高校1.57倍(前年度1.23倍)と大きく上昇しました。この2校では、2026年度入学生より新制服になることが予定されていたことが、志願者数増加に影響したと考えられます。一方、幕張総合高校は1.40倍(前年度1.64倍)となり、志願者の一部が検見川高校などに移動した可能性があります。
※「令和8(2026)年度 志望状況調査結果」より。

【千葉県】2026年度高校別の入試結果(第5~9学区)

私立高校授業料無償化などの影響で定員割れが相次ぐ

進路指導重点校の受検倍率推移【普通科(一部理数科とくくり募集)・第5-9学区】

第5~9学区では、私立高校授業料無償化などの影響もあり、定員割れとなる高校が複数見られました。佐原高校、匝瑳高校、成東高校、安房高校といった進学指導重点校でも受検倍率が1.0倍を下回る結果となっています。
もともと生徒数が少ない地域では、私立高校や通信制高校などへの進学の選択肢が広がることで、公立高校の志願者がさらに分散しやすくなります。2026年度入試では、その傾向がはっきり表れたと言えるでしょう。

【千葉県】理数科は全体的に前年度より受検倍率が上昇

理数科受検倍率推移(くくり募集を除く)

2026年度入試では、全体的に見ると受検倍率が前年度より上昇しました。
なかでも、船橋高校(県立)は2.05倍(前年度1.58倍)の高倍率となりました。
普通科とのくくり募集を行う長生高校と成東高校を除いた理数科(県立)の募集人員の合計は200人で2025年度も2026年度も同じでした。対する受検者数は2025年度238人から2026年度270人に増加し、理数科全体の受検倍率は、1.19倍から1.35倍に上昇しています。
大学進学、とくに理系分野を意識した高校選びをする受検生にとって、理数科は引き続き魅力の高い選択肢であり、公立・私立を問わず関心が高まっていることがうかがえます。

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【まとめ】倍率に左右されずに志望校合格を実現するために

2026年度の千葉県公立高校入試では、私立高校授業料無償化の影響により、公立高校志願率は低下しました。しかしその一方で、募集人員の削減や高校間の人気差により、人気のある高校は引き続き高倍率となっています。
志望校を選ぶときは、どんな高校生活が送れるのか、また自分が希望する進学が実現できそうかという視点で探すことが大切です。
そして何よりも大切なのは、倍率に関わらず、合格できる内申点と実力をつけること。第一志望校合格を目指せるよう日頃からコツコツ頑張っていきましょう。

この記事を書いた人
進研ゼミ 高校受験総合情報センター
嶋田 しまだ 敬史 ゆきふみ
嶋田 敬史
進研ゼミ『中学講座』にて教材編集および進路指導を担当。
高校受験対策(英語・社会)を専門とし、中学生向けオンラインライブ授業の講師として、のべ20万人以上を指導。
また、保護者から寄せられる高校受験・学習・内申点に関する悩みなど、個別の状況に応じた進路相談に向き合っている。
日々の定期テスト対策から高校入試対策、内申点アップ指導まで幅広く対応し、受験生・保護者向けオンラインセミナーや中学校での進路講演も多数実施。

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