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高校入試、なぜ過去問を解くの?

中3の秋は、いよいよ過去問を解き始めたい時期。「同じ問題を何度も解く必要があるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、過去問だからこそできることが2つあります。

高校入試、なぜ過去問を解くの?

入試問題の傾向をつかむ

高校入試の問題は、中学3年間の学習範囲から出題されます。ただし、授業で習った内容を中心に問われる定期テストとは異なり、初めて見る文章や図表を用いた問題や、履修学年・分野をまたぐ融合問題も出題されます。

また、「同じ問題が出題されることはないから解いても意味がない」わけではありません。入試問題は基本、各都道府県の教育委員会が作成します。出題の方針が大きく変わることはあまりないので、数年分を解いて傾向をつかむことが大切です。

最新3年分を中心に、よく入試に出る分野や形式など、入試問題の傾向をつかんで作戦を立てましょう。

『本番モード』に慣れる

どれだけ受験勉強に励んでいても、「試験開始のチャイムが鳴った瞬間、頭が真っ白になった」「解答欄がずれていた…」などのハプニングはあるものです。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

学校の定期テストは、いつもの教室で、知っている先生やクラスメイトのいる中で受けます。しかし、入試本番は、慣れない試験会場で、たくさんのライバルがいる中、限られた時間内で解かなければなりません。

入試本番で得点するためには、問題を解く力をつけるだけでなく、「実力を発揮できる」状態にしておくことが大切なのです。それは一朝一夕に身につくものではなく、「どれだけ本番に近い環境で練習を積んできたか」によって培われる力です。

本番に強いタイプの人でも、志望校に合格したい気持ちが強いほど、緊張するものです。入試本番に100%に近い実力を発揮できるよう、『本番モード』で予行練習する機会を多く作ることが大切です。それにうってつけなのが、過去問に取り組むことなのです。

秋から過去問を解き始めましょう

できるだけ多く練習をするためにも、過去問演習は中3の秋から始めましょう。スタートする時期や、過去問を使って確実に実力を身につける方法などは以下の記事でお伝えしています。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

高校入試を取り巻くさまざまな情報、役立つ情報を「プロの視点」から発信していきます。

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