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高校入試 中3の夏にやるべきこと
夏は、受験の天王山。この時期をどう過ごすかで合否が分かれるといっても過言ではありません。志望校合格に必要な「高校選び」「内申点対策」「本番点対策」の3つの観点で、夏の間にやるべきことをまとめました。
【高校選び】 行きたい高校を2校以上見つける
公立高校が第一志望でも、私立高校を併願する方が多いのではないでしょうか。
公立1校+私立1校
公立の第一志望校だけでなく、私立の併願校も検討し、夏の終わりには、公立と私立の行きたい高校を2校は挙げられるようにしましょう。
高校へ見学に行く
ちょうど夏休みのこの時期、多くの高校で中学生向けの「高校見学」が開催されます。実際に高校の校内に入って様子を知ることができる貴重な機会です。気になる高校の高校見学には可能な限り参加するよう、お子さまと相談してみてください。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、高校見学会の参加人数に制限を設けたり、オンラインで見学・説明会を行う高校も増えています。予約が取りづらい場合もあるので、早めに情報収集しておきましょう。
【内申点対策】 通知表を見直して評定を上げましょう
夏休み前に中学校から渡された通知表を、お子さまと一緒に見ながら内容を確認しましょう。中学校の先生から指摘された課題について、どうすれば改善できるのかをお子さまと話し合ってください。
提出物は期限を厳守する
受験生でも夏休みの宿題が出る学校がほとんどです。しっかり取り組んで、必ず期限厳守で提出しましょう。未提出であったり、提出期限を過ぎたりすると、内申点に影響してきます。
評定を上げたい教科の対策をする
中3の残りの期間で内申点を伸ばすためには、通知表を見て、どの教科なら評定を上げられそうかを見極める必要があります。理解の足りない分野は重点的に復習し、夏休み明けの定期テストで高得点をめざしましょう。
【本番点対策】総復習と力試しをしよう!
夏休みは、学校の授業がなく自分のペースで勉強できる貴重な時間です。
中3夏までの範囲を総復習する
入試問題の約8割は、中3夏休みまでの範囲から出題されます(※1)。
しかし、夏休みが終われば、最後の内申点対策をしっかり行う必要もあり、総復習に割く時間をしっかりとることができない場合もあります。秋以降は入試頻出の新しい単元や過去問演習にスムーズに入れるよう、夏休みのうちに総復習をし、苦手な分野を克服しておきましょう。
中1からすべて解きなおしをするのは時間がかかります進研ゼミの「中三受験講座」をご受講中であれば、中1~中3夏までの範囲の総復習が完成する〈受験Challenge総復習完成号〉(8月号)を利用して、効率的に総復習を行いましょう。
模試を受けて力試し
総復習が終わり、余力がある場合は、模試に取り組んで理解度を測りましょう。進研ゼミの「中三受験講座」8月号では、〈合格可能性判定模試〉をお届けしています。時間を計って取り組み、返送される結果をもとに、解けなかった問題を復習することが大切です。
さらに余裕があれば、過去問にも目を通して、問題の構成や出題傾向を確認しておきましょう。未履修の分野については、今後学習するときにしっかり理解できるようにチェックしておきましょう。
悔いのない夏にしましょう!
夏休みは、まだ受験モードになっていなかった受験生にとっては、巻き返す大きなチャンスです。
まだ部活動に参加しているお子さまには、午前中が部活動であれば午後は勉強時間にあてるなど、限られた時間を有効活用できるよう声をかけましょう。日々の努力の積み重ねが、実力UPにつながります。
志望校合格をめざして、悔いのない夏にしましょう。