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【東京都】2024年度都立高校 一般選抜 倍率速報(志願変更後)

東京都教育委員会は、2024年度(令和6年度)東京都立高等学校入学者選抜応募状況(最終応募状況)を発表しました。今後の日程としては、学力検査2月21日(水)(学校によっては22日までの2日間)、合格者の発表は3月1日(金)となります。(海外帰国生徒対象及び在京外国人生徒対象(国際高校)を除く。)
前回の「倍率速報(志願変更後)」では、各校の応募状況と前年度との差、その考えられる要因などについて述べてきましたので、今回は志願変更の状況と今後の予測などについて解説します。
※全日制高校の情報となります。

【東京都】2024年度都立高校 一般選抜 倍率速報(志願変更後)

最終応募倍率は1.38倍、普通科は1.45倍、取下げ人員及び再提出人員は2,124人

最終応募倍率は2023年度の1.37倍から1.38倍に、中でも普通科合計の最終応募倍率は2023年度の1.44倍から1.45倍に上昇しました。全日制の最終応募人員は221人の減ですが、取下げ人員と再提出人員はわずかですが増加しています。

最終応募状況

項目 令和6年度 令和5年度 前年との差
募集人員 30343 30825 -482
取下げ人員 2124 2106 18
再提出人員 2124 2104 20
最終応募人員 42017 42238 -221
最終応募倍率 1.38 1.37 0.01
最終応募倍率
(普通科合計)
1.45 1.44 0.01

進学指導重点校の最終応募人員は、応募人員とほぼ変わらず

下表の「応募人員との差」は、2月14日付の最終応募人員から2月8日付の応募人員を引いたものです。都立高校全体では、応募倍率が高い高校・学科等では最終応募人員が減って、応募倍率が低い高校・学科等では最終応募人員が増える傾向にありますが、進学指導重点校ではあまり大きな増減が見られないのが特徴で、今年度も-13から+12の間に収まっています。
今回は2023年度の欠席数(最終応募人員と受検人員との差)を参考に掲載していますが、願書を提出しても学力検査を受検しない生徒が多いのも進学指導重点校の特徴です。地域的には、私立高校が多い23区内は多摩地区に比べて欠席数が多くなっています。

進学指導重点校の最終応募状況

高校名 学科名 令和6年度 令和5年度
募集人員 最終応募人員 前年差 最終応募倍率 応募人員との差 最終応募倍率 欠席数
立川 創造理数科 34 92 -36 2.71 0 3.66 4
青山 普通科 221 458 12 2.07 -8 2.01 49
戸山 普通科 252 499 9 1.98 -3 1.94 71
日比谷 普通科 253 459 -122 1.81 -6 2.29 107
西 普通科 252 428 -35 1.70 -3 1.83 56
国立 普通科 252 393 21 1.56 -13 1.47 31
立川 普通科 220 318 8 1.45 4 1.40 15
八王子東 普通科 252 342 17 1.36 12 1.28 17

普通科の最終応募倍率は、新宿高校2.42倍、豊島高校2.27倍と、応募倍率よりやや低下

ここでも「応募人員との差」に注目します。応募倍率によって最終応募人員が増えたり、減ったりする一般的な傾向は前述のとおりですが、応募倍率で2.56倍という高倍率だった新宿高校(単位制)の最終応募人員は応募人員と比べて40人減となっており、高倍率の自校作成問題実施校を避けて共通問題の実施校に移動した可能性があります。例えば、小山台高校は21人増加していますので、進学指導重点校や新宿高校などからの移動と考えられます。
都立高校には通学区域(学区)はありませんが、地域的に近い高校に移動するケースはよく見られます。応募倍率で2.42倍だった豊島高校は38人減となりました。近隣の地域では、石神井高校も9人減、武蔵丘高校も9人減となっています。一方で、高島高校が13人増、飛鳥高校(単位制)が33人増、鷺宮高校が21人増となっていますので、受験生の居住地によってはこれらの学校間で移動した可能性もあります。 なお、下表でも2023年度の欠席数を掲載しています。どの高校でも一定数の欠席が見られますが、欠席が出て倍率が下がったとしても高倍率校が多いのが都立高校の特徴ですので、最後まで油断禁物です。

普通科で最終応募倍率1.8倍以上の高校 (単位制・コース制を含む)

全日制普通科で最終応募倍率1.8倍以上の高校 (単位制・コース
高校名 令和6年度 令和5年度
募集人員 最終応募人員 前年差 最終応募倍率 応募人員との差 最終応募倍率 欠席数
新宿(単位制) 284 686 49 2.42 -40 2.24 63
豊島 253 574 68 2.27 -38 2.00 32
広尾 157 339 -12 2.16 -5 2.26 55
青山 221 458 12 2.07 -8 2.01 49
芦花(単位制) 220 455 21 2.07 -12 1.97 25
深川(外国語) 56 114 10 2.04 1 1.86 9
本所 189 379 69 2.01 -16 1.40 3
向丘 220 440 64 2.00 -8 1.49 26
戸山 252 499 9 1.98 -3 1.94 71
目黒 189 371 -39 1.96 -3 2.15 58
高校名 令和6年度 令和5年度
募集人員 最終応募人員 前年差 最終応募倍率 応募人員との差 最終応募倍率 欠席数
上野 252 491 33 1.95 -17 1.81 31
三田 204 393 -12 1.93 -10 1.71 34
井草 221 422 10 1.91 11 1.62 36
城東 284 542 85 1.91 -15 1.81 33
府中 220 418 -30 1.90 -17 2.02 32
田園調布 168 314 -36 1.87 -8 2.06 32
豊多摩 252 471 -20 1.87 -6 1.94 50
武蔵丘 253 469 -28 1.85 -9 1.96 28
小平(外国語) 56 103 18 1.84 -8 1.52 6
駒場 252 460 54 1.83 -24 1.60 29
高校名 令和6年度 令和5年度
募集人員 最終応募人員 前年差 最終応募倍率 応募人員との差 最終応募倍率 欠席数
神代 252 456 -31 1.81 -20 1.92 36
日比谷 253 459 -122 1.81 -6 2.29 107

国際高校(一般生徒対象)2.42倍、新設の科学技術高校(創造理数)2.26倍に

学習内容に特色のある専門学科においては、受験生の志望意志が極めて強いこと、また募集人員も応募人員も普通科と比べて規模が小さいことから「応募人員との差」はそれほどありません。また、欠席数も普通科に比べると比較的少ないことが特徴です。高倍率だからという理由であきらめて他校へ変更することが少ないので、一度願書を提出した受験生が最後まで意志を貫く、つまり高倍率の高校・学科は最後まで高倍率のまま推移するということです。学力検査(実施される場合には実技検査も)に向けて万全の対策をしていくことはもちろんのこと、万が一のときのために進学に納得できる併願校を確保しておくことも大切です。

全日制専門学科・総合学科で最終応募倍率1.8倍以上の高校・学科

全日制専門学科・総合学科で最終応募倍率1.8倍以上の高校・学科
高校名 令和6年度 令和5年度
募集人員 最終応募人員 前年差 最終応募倍率 応募人員との差 最終応募倍率 欠席数
立川(創造理数) 34 92 -36 2.71 0 3.66 4
国際(一般生徒対象) 98 237 -42 2.42 -10 2.85 39
農業(都市園芸) 21 49 24 2.33 -10 1.09 0
科学技術(創造理数) 34 77 - 2.26 3 - -
総合芸術(美術) 56 122 2 2.18 -2 2.14 6
工芸(グラフィックアーツ) 25 54 7 2.16 0 1.88 2
八王子桑志(システム情報分野) 25 54 28 2.16 -5 1.04 3
晴海総合(総合) 192 412 61 2.15 -9 1.83 12
園芸(動物) 25 53 1 2.12 1 2.08 0
工芸(デザイン) 25 52 -2 2.08 0 2.16 0
赤羽北桜(調理) 25 49 2 1.96 -2 1.88 2

高校・学科ごとに、募集人員、最終応募人員、最終応募倍率などが一覧で発表されています。
詳しくは、東京都教育委員会のWebサイトでご確認ください。

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進研ゼミ 高校受験総合情報センター長 浅野剛

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