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【長野県】2025年度から変わる公立高校入試制度の変更点と対策
2025年度(令和7年度)から、長野県の公立高校入試制度が変更されます。選抜名・実施時期などに変更はありませんが、前期選抜に学力検査が導入され、すべての受験生が学力検査を受けることになります。主な変更点を中心に新しい選抜の内容および対策をお伝えします。
前期選抜に5教科の学力検査が追加されます
前期選抜 学力検査の内容と配点
前期選抜でも5教科(国語・数学・社会・理科・英語)の学力検査を実施するようになります。各40点満点で合計200点満点。基礎・基本の問題で、後期選抜のような応用問題は出題されません。日々の授業や家庭学習にしっかり取り組むことが大切です。
時限 | 教科 | 検査時間 |
---|---|---|
1 | 検査Ⅰ(国語・社会・英語) | 45分 |
2 | 検査Ⅱ(数学・理科) | 30分 |
長野県教育委員会のWebサイトに「前期選抜学力検査問題例及び正答・正答例」が発表されていますので、どのような問題が出題されるのか確認しておきましょう。
これまでどおり全員に面接も実施
すべての実施校で対面の面接が行われ、選抜資料となります。調査書:面接:学力検査の選抜資料の比重が、高校・学科ごとに設定され、面接の評価比重が高い高校・学科もありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
前期選抜では内申点が重要になる
学力検査が導入された前期選抜ですが、調査書:面接:学力検査の比重をみると、調査書の比重の高い高校・学科が多くなっています。内申点の確保が大切です。高校・学科ごとに比重が異なりますので、気になる高校・学科は早めに確認しておきましょう。前期選抜における評価方法案一覧が学区別に発表されています。
後期選抜でもすべての高校で面接が行われます
面接の種類は2種類
対面による面接と紙上面接の2種類があり、紙上面接は質問事項に対して記述することで答える面接形式です。面接では必ず次の3つの質問がされます。
2025年度後期選抜の面接で必ず聞かれる3つの質問
・中学校期の勉強や諸活動で関心を持って取り組んだこと
・高校で学びたいことや取り組みたいこと
・高校に伝えたいことや理解してほしいこと
新制度では「主体的に学び続けること」を大切にしており、面接を通して主体的に学ぶ姿勢が確認されます。高校・学科ごとに面接の種類が決定され、事前に公表されます。学校別実施内容案一覧に各高校・学科別の面接の種類が掲載されていますので、参考にすることができます。
後期選抜 学力検査の内容と配点
後期選抜では、これまでと同じく5教科(国語・数学・社会・理科・英語)の学力検査を実施し、基礎問題と応用問題が出題されます。各100点満点で合計500点満点です。
内申点の確保と学力検査の得点力をつけることが大切
どちらの選抜でも学力検査と内申点が合否判定で使われるので、1点でも多くの内申点を確保しておくことと、学力検査の得点力をつけておくことが大切です。面接も全員に実施されますので、しっかり対策をしておくことが必要です。
前期選抜 | 後期選抜 | |
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学力検査 |
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面接 |
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その他の検査・選抜資料 |
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2025年度(令和7年度)以降の新しい入試制度に関して、説明動画も公開されています。最新情報は、引き続き長野県教育委員会のWebサイトで確認しましょう。