最新入試情報

【神奈川県】「配点比率」が重要!公立高校の選考基準

2020年度(令和3年度)の公立高校入試の選考基準が公表されました。選考基準には、「各高校の資料の取り扱い比率」や「重点化する教科」、面接の「学校ごとの観点」などが含まれます。
神奈川県の公立高校入試では、共通選抜の第1次選考における選抜資料は「学習の記録(評定)・学力検査・面接・特色検査*」で、第2次選考における選抜資料は「学力検査・面接・特色検査*」となり、それぞれの結果は各高校が決めた比率で扱われます。
第1次選考において、学習の記録(評定)を重視する高校と、当日の学力検査を重視する高校では、合格に必要な評定点や学力検査点が異なり、時期によってどちらに力を入れるのかが異なります。まずは気になる高校の基準を確認しておくことが重要です。
*特色検査の比率は実施校のみ含まれます。

【神奈川県】「配点比率」が重要!公立高校の選考基準

神奈川県公立高校入試では配点比率が合否を分ける

神奈川県公立高校の募集定員の90%を選抜する共通選抜・第1次選考は、「学習の記録(評定)」+「学力検査の結果」+「面接の結果」(+「特色検査の結果」)の各選抜資料を用い合格者が決められます。
高校・学科ごとに各選抜資料の得点をまずは100点満点に換算し、高校・学科ごとに設定された合計が10になる整数の比率をかけて数値を算出します。

例えば、神奈川県の公立高校では、学習の記録(評定)を「4」、学力検査の結果を「4」、面接の結果を「2」で整数部分が合計10となる、4:4:2という比率を採用する高校が多くあります。ただし、この比率は高校・学科によって異なるので、志望する高校・学科の比率を確認してみてください。

では、この比率はどのような影響が出るのでしょうか。

たとえば、内申点が高いAさんと学力検査点が良かったBさん。2人が同じ高校を受験した場合、第1次選考において、それぞれどのような得点になるのか比較してみました。

比率で変わる得点の例

Aさん
(内申点が高い)
Bさん
(学力検査点が高い)
内申点(学習の記録(評定))
135点満点
128 108
学力検査
500点満点
355 425
比率(内申点:学力検査) 令和3年度入試での実施校例 比率から算出した合計点
2:6 横浜翠嵐 615.6 670.0
3:5 柏陽・湘南など 639.4 665.0
4:4 川和・相模原など 663.2 660.0
5:3 荏田・保土ケ谷など 687.1 655.0

学習の記録が高ければ調査書重視型、学力検査点が高ければ学力検査重視型を選ぶと有利に働くことも!

比率が4:4の高校であれば、算出された得点に大きな差はありません。ところが、2:6の学力検査重視型の高校では、学力検査点が高いBさんが合計点ではAさんを約54点も上回ります。逆に、5:3の調査書重視型の高校では、内申点が高いAさんが、Bさんよりも約32点合計点が高くなるという結果になるのです。
もちろん、学力検査と調査書だけで合否が決まるわけではありませんが、比率によって有利・不利に働くことがありますので、志望校選びの参考にしてみてください。

令和3年度入試の各高校の選考基準は?

令和2年度入試から、学力向上進学重点校とエントリー校では、全校で特色検査が実施されていますので、志望する方は要注意です。
第1次選考では一部の高校で「学習の記録(評定)」:「学力検査の結果」:「面接の結果」:「特色検査の結果」の比率を変更しています。

横浜平沼高校4:4:2:1→4:4:2:2
小田原高校4:4:2:1→3:5:2:1

横浜平沼高校は特色検査の比率が変更されました。大幅に比率を変更した小田原高校は、「学習の記録(評定)」と「学力検査の結果」の比率が4:4の同率から、3:5の学力検査重視型に変更となりました。

主な公立高校の共通選抜(第1次選考)における学習の記録(評定)・学力検査・面接・特色検査の比率

高校名 学科・コース 比率
学習の記録
(評定)
学力検査 面接 特色検査
厚木 普通科 3 5 2 2
鎌倉 普通科 3 5 2 1
川和 普通科 4 4 2 1
希望ケ丘 普通科 3 5 2 1
光陵 普通科 3 5 2 1
相模原(県立) 普通科 4 4 2 1
湘南 普通科 3 5 2 1
多摩 普通科 3 5 2 2
茅ケ崎北陵 普通科 3 5 2 1
柏陽 普通科 3 5 2 2
平塚江南 普通科 3 5 2 1
大和 普通科 3 5 2 1
横須賀 普通科 3 5 2 1
横浜翠嵐 普通科 2 6 2 2
横浜平沼 普通科 4 4 2 2
横浜緑ケ丘 普通科 3 5 2 2
小田原 普通科 3 5 2 1

神奈川県教育委員会発表の「令和3年度選考基準一覧表」には、共通選抜を実施する全日制すべての高校の出願基準が掲載されています。希望する高校の出願基準を確認しておきましょう。

この記事を書いた人

神奈川県入試分析担当

神奈川県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

神奈川県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

この記事は役に立ちましたか?

最新入試情報(神奈川県)

特集

過去の高校受験ニュース(神奈川県)

無料体験教材のお申し込み ×