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【神奈川】2024年度入試からの公立高校入試制度の変更点
2024(令和6)年度以降の神奈川県公立高校入試では、共通選抜・定通分割選抜において「共通の検査」としていた面接が、特色検査のひとつとして位置付けられ、必要な学校・学科等で実施されるようになります。
また、共通選抜の第2次選考では、実施した検査の結果に加えて、調査書の「主体的に学習に取り組む態度」の観点の評価を活用することになります。
入試制度の変更により、受験生にどのような影響があり、どのような対策が有効となるのか確認していきましょう。
神奈川県2024年度公立高校入試の変更点
神奈川県の公立高校の共通選抜では、第1次・第2次選考の2段階に分けて選考を行います。
面接は「共通の検査」ではなくなる
2023年度入試まで共通選抜・定通分割選抜において 「共通の検査」としていた面接は、2024年度入試から特色検査のひとつとなり、位置付けが変更されます。
また、特色検査は、入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)に基づき、必要な学校・学科で実施され、実施する検査は、実技検査、自己表現検査、面接となります。
選抜資料(調査書、学力検査、特色検査)の取扱い比率は各高等学校が決定しますが、次年度の選考基準や特色検査の概要については、例年6月頃に公表されますので、2024年度以降の入試を受ける中学生・保護者の方(2022年度時点で中2以下の学年)は2024年度の選考基準が発表されたらチェックしましょう。
共通選抜の第2次選考では「主体的に学習に取り組む態度」の観点の評価を活用
2024年度入試から、共通選抜の第2次選考で、調査書における中3の各教科の「主体的に学習に取り組む態度」の観点の評価が活用されるようになります。調査書はそもそも第1次選考でも選抜資料となっていますが、今後は、特に中学3年生になってからの成績はますます意識していく必要があると考えましょう。
そのほかにも細かい変更点がありますので、下記にまとめています。
神奈川県の入試情報については、下記に概要をまとめてあります。最新の情報は確認・整理でき次第更新されますので、年度に注意してご確認ください。
最新情報は、神奈川県のホームページにてご確認ください。
「主体的に学習に取り組む態度」とは?
今回第2次選考で追加された「主体的に学習に取り組む態度」の観点の評価については、授業に積極的に参加するのはもちろんのこと、自分自身を今後どう伸ばしていくか、「振り返り」がとても大切になります。こうした調査書の評価観点については、下記の記事でも解説していますので、ぜひ一度確認してみてください。
入試制度は、毎年少しずつ変更があったり、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、直前の変更アナウンスがある場合もあります。常に最新の情報を教育委員会のWebサイトなどで確認するようにしましょう。
ご相談は<保護者向け 個別相談ダイヤル>へ!
<保護者向け 個別相談ダイヤル>では、今の成績からどの高校をめざせばいいのか、あるいは志望校に向けての受験対策など、お子さまの成績や志望に合わせたアドバイスを行っています。