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【神奈川県】知っておきたい!神奈川県私立高校入試の基礎知識
公立高校を第一志望としている受験生でも、併願校として私立高校を受験する人がほとんどです。私立高校の入試制度は、公立高校の入試制度とは違うので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
神奈川県の私立高校入試には、推薦入試、書類選考、一般入試がある
神奈川県の私立高校入試は、出願時に中学校長の推薦書を提出し、面接・作文などの試験と出願書類で選考される推薦入試、内申書などの出願書類のみで選考される書類選考、そして学力試験を課す一般入試があり、一般入試の制度はさらに専願、併願、オープン入試などに分かれます。
公立高校を第一志望とする受験生の多くは、私立高校の一般入試の「併願」制度か書類選考を利用しています。
オープン入試(一部例外あり)以外は出願書類(内申書)が選抜資料となるため、内申点が非常に重要になってきます。
合格へと一歩近づく事前相談
推薦入試や書類選考、一般入試での併願優遇利用などの場合は、中学校の先生を通して高校の先生と受験前に合格の可能性について相談する「事前相談」が多くの県内私立高校で行われます。
神奈川県の私立高校の事前相談は12月に行われることが多いので、早めに高校を見学したり、説明会に参加するなどして志望校を絞り込んでおく必要があります。
また、推薦入試や書類選考、一般入試の併願優遇などは、出願資格として成績(おもに内申点)の基準を設けている高校があります。
「事前相談」には成績(おもに内申点)の基準を満たしている必要があるため、日頃の内申点対策が重要となります。
内申書で合否が決まる書類選考
神奈川県私立高校の「書類選考」には、その高校を第一志望校とし、合格したら必ず入学をする「専願」と、他校の受験も可能な「併願」があります。
公立高校を第一志望とする場合は、「併願」を選択します。
中学校から高校への「事前相談」や、出願する際の「成績(おもに内申点)の基準」を設けている高校、「自己アピール文」などの書類の提出が必要となる高校もあるので、各高校の募集要項などで調べておきましょう。
当日の試験で合否が決まるオープン入試
オープン入試では、原則内申書などの提出書類による合否判定は行われず、入試当日の試験(おもに学力試験)の成績によって合否が決定します。
学力試験のほかに面接などを実施する高校もあります。
出願の際、内申書などの書類の提出が必要となる高校と、必要のない高校があるので、事前に高校の説明会や募集要項などで確認しておきましょう。
公立高校合格発表まで延納可能な私立高校が多数
私立高校における入学手続きの際に、公立高校の合格発表まで、入学金や学費の納入金の全部または一部を待ってくれる制度を「延納制度」と言います。
神奈川県の私立高校は、合格発表時に手続きを行えば、公立高校合格発表まで納入金を延納できる高校や、公立高校発表までは手続きおよび納入金の必要のない高校が多くあります。
大学付属の高校などは延納ができない場合もあるので、注意する必要があります。
志望校の入学手続きについて、事前に調べておきましょう。
神奈川県の私立高校の入試は1月からスタート
神奈川県の私立高校の入試は、例年1月からスタートします。高1の先輩が受験した2024年度(令和6年度)入試は、「推薦入試」が1月22日から、「一般入試」が2月10日から実施されました。
公立高校入試と異なり、高校や募集区分などによって日程が変わる場合があるので、注意が必要です。
東京都の私立高校を受験する場合
東京都の2024年度(令和6年度)の私立高校入試は、「推薦入試」が1月22日から、「一般入試」が2月10日から実施されました。
東京都の私立高校も神奈川県の私立高校と複数併願受験ができますが、入試日程が重なる高校同士は受験ができません。複数校を受験する場合は、日程を確認することが大切です。
また東京都の私立高校の多くは書類選考を実施せず、「併願優遇」制度での受験となります。「併願優遇」の場合も、神奈川県の私立高校と同じように「事前相談・入試相談」が必要です。
詳しくは次の記事でご確認ください。
神奈川県の入試情報は、神奈川県私立中学高等学校協会のWebサイトにも掲載されています。