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【神奈川県】公立高校入試で高得点をねらうための学習のポイント

2024年度(令和6年度)神奈川県公立高校入試の出題傾向を分析! 合格をつかむために今からできる学習のポイントを解説します。

※ここでは神奈川県公立高校共通選抜(全日制)の学力検査について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
※合格者平均点、正答率はすべて神奈川県教育委員会「令和6年度神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果について」より。

【神奈川県】公立高校入試で高得点をねらうための学習のポイント

【神奈川県】英語の2024年度入試問題の特徴とは?

英語の平均点は47.0点 最近3年間で最低に

神奈川県公立高校 共通選抜 合格者平均点の推移

神奈川県の英語は50分。100点満点で実施されます。
2024年度(令和6年度)の合格者平均点は47.0点で、過去3年間で最低点。ほかの4教科の平均点と比べても低い結果となりました。
一般的に入試問題は、平均点を100点中60点くらいになるように作成されることが多いので、受検生がとくに英語に苦労したと言えそうです。

神奈川県の英語は「語い・文法」問題が100点満点中34点を占める

神奈川県公立高校 令和6年度の入試問題分析(英語)

大問構成を確認してみましょう。
大問1…リスニングテストが行われます。時間はだいたい10分程度。配点は21点。
大問2から大問4…「語い・文法」を問う選択式の問題が続きます。
大問5…英作文、大問6から8は長文読解でした。

注目したいのは配点です。
大問2から4で34点を占めます。100点満点のうち、1/3が語い・文法に関する問題ということです。

正答率が一番低かったのは「並べ替え問題」! 攻略のポイントは?

平均点が低かった英語の中で、一番正答率が低かった問題はどの問題だと思いますか?
大問5の英作文と予想された方が多いかもしれませんが、じつは、英作文の正答率は40%で、一番低い問題ではありませんでした。
神奈川県の英作文の問題は、一から自分で考えて文章を作るような問題ではありません。イラストと文章があらかじめ与えられ、途中抜けているところを埋めるというスタイルで、作文というよりは文法問題に近いとも言える問題です。
一方で、一番正答率が低かったのは、大問4(ウ)。「対話の流れを理解して単語を正しく並べ替え、英文を作る」という並べ替えの問題で、正答率は14.6%でした。

このように神奈川県の英語攻略のポイントは「語い・文法をしっかりおさえること」。具体的な対策は以下の2点です。

(1)コツコツと単語の暗記を進めておくこと。しかも使い方もセットで覚えること。

中3になってからは、各教科の復習や演習など、やることが多いため、英単語の暗記に時間をたくさんかけるのは難しいもの。だからこそ中1など早くから少しずつ対策しておくことが大切です。また、覚えるときは、ただ単に単語を暗記するのではなく、例文などを用いて使い方もセットで覚えると、受験に役に立ちます。

(2)英文法は例文をまるまる覚えて「使える」知識にすること。

単語と同じく、文法も形だけ覚えてもあまり意味がありません。神奈川県の英作文や並べ替えの問題で着実に得点するためには、文法を使える知識として身につけることが重要です。
おすすめの学習法は、中学校教科書や『進研ゼミ』の<Challenge>の例文をまるまる覚えるやり方。覚えるときは、「書く」そして「読む」を繰り返すと、頭に定着しやすいのでぜひ試してみてください。

2024年度神奈川県公立高校入試【英語】の特徴と対策を動画でチェック!

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2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」では、神奈川県の5教科それぞれの出題傾向や学習のポイントを解説しました。
受験が近い中3の方に役立つ具体的な受験対策はもちろん、中1や中2のうちから始めておきたい日頃の学習のコツなどもご紹介しています。
またセミナー動画の中では、神奈川県の最新入試制度についても解説していますので、制度理解にもお役立てください。
動画は無料で何度でも視聴OK! 倍速再生も可能ですので、ぜひ今すぐご覧ください。

この記事を書いた人

神奈川県入試分析担当

神奈川県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

神奈川県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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