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【埼玉県】私立高校を併願するときに知っておきたい出願のポイント
私立高校の入試は、公立高校入試の前に実施されます。公立高校が第一志望でも、「行きたい」と思える私立高校に合格しておくことで、自信をもって公立高校受験に臨むことができます。私立高校の入試にはいくつかの選抜方法がありますが、公立高校第一志望の場合、どのような選抜方法で受験できるのでしょうか。
公立高校第一志望者は基本併願で私立高校を受験
埼玉県の私立高校の入試は「単願」、「併願」と「オープン入試」があり、公立高校を第一志望とする人の多くが、「併願」で受験します。
選抜方法 | 志望順位と他校の受験 | 内申点や偏差値 などの基準 |
学力試験 |
---|---|---|---|
単願(専願) | 第一志望のみ 他校は受験不可 |
あり | 1~3教科 |
併願 | 他校も受験可能 高校により以下の1、2がある 1.公立のみ可 2.公立・私立とも可 |
あり | 2~5教科 |
オープン(一般) | 受験の制限はなし | なし | 3~5教科 |
単願・併願は基準をクリアしないと出願できない
私立高校の受験では、単願・併願に内申点や偏差値などの出願基準を設けているところがほとんどです。出願基準は高校によってさまざまですが、代表的なものをまとめてみました。
観点 | 資料例 | 基準例 | |
---|---|---|---|
必須条件 | ①中学校での内申点や出欠状況 | 通知表 | ・9教科の評定の合計が38以上 ・9教科に評定2以下は不可 ・3年間の欠席日数が15日以内 |
②会場模試の結果 | 個人成績票 | ・5教科の偏差値が65以上(7月以降の3回平均) ・3教科の偏差値が67以上(9月以降で2回) ・5教科または3教科の偏差値が65以上(一番よい回) |
|
加点要素 | ③取得資格 | 検定試験の合格証 | ・英検準2級以上は、偏差値に+2 |
④部活動の成績 | 賞状や新聞 | ・レギュラーで県大会出場なら、偏差値に+1 | |
⑤生徒会活動 | 通知表 | ・生徒会長・副会長なら、内申点に+1 |
出願できるかどうかは各私立高校と個別に相談が必要
例年、各高校で実施される学校説明会などと同日に開催されることが多い個別相談会に、成績がわかる資料などを持参し、直接高校の先生に相談する形で、出願できるかどうかを確認しています。
学校説明会の日程などは埼玉私学協会の「埼玉私学ドットコム」などで発表されています。参加するにはほとんどの高校で事前予約が必要となりますので、気になる高校があれば、高校のWebサイトで申込方法と申込開始日を確認して、なるべく早く申し込みましょう。人数制限がある場合もあります。また、日程や内容が変更されることもありますので、Webサイトは定期的に確認しましょう。
会場模試の結果を利用する場合は、できるだけ早い時期から会場模試の受験を!
埼玉県の私立高校の多くは出願基準に北辰テストなどの会場模試の結果を用います。会場模試は1年に複数回実施されますので、「7月以降の3回分の平均偏差値」や「9月以降の2回分の成績」など、どの模試の結果を使うかは高校ごとに決められています。
会場模試の結果で出願できるかどうかが決まるのですから、模試の結果は重要です。いい成績が取れるように、以下の点などに注意して受験しましょう。
- できるだけ早い時期からたくさん会場模試を受験する
- 出題範囲を確認し、ニガテ分野があれば対策をする
北辰テストについては、以下の記事もあわせてご確認ください。
出願基準などのご相談は<保護者向け 個別相談ダイヤル>へ!
「気になるあの高校の出願基準はどれくらいだろう」、「今の成績で、併願にはどのあたりの私立高校を受験することができるだろうか」など、私立併願校を選ぶ際の、不安や疑問の声が毎年多くの方からあがります。そんな不安や疑問は、ぜひ「進研ゼミ」の<保護者向け 個別相談ダイヤル「高校受験の対策・進路について」>にご相談ください。豊富なデータをもとに、専門のアドバイザーが志望校決定のアドバイスをします。