最新入試情報
【長崎県】2025年度から変わる公立高校入試制度の変更点と対策
2025年度(令和7年度)から、長崎県の公立高校入試制度が変更されます。これまでの前期選抜と後期選抜から、特別選抜、一般選抜、チャレンジ選抜の3つの選抜制度に変わります。主な変更点を中心に新しい選抜の内容および対策についてお伝えします。
特別選抜 個性や特技(文化・スポーツ等)を生かせる選抜
中学校長の推薦が不要な自己推薦制度の選抜で、2025年1月28日(火)実施予定です。自己推薦①・②があり、各高校が定める出願要件を満たし、文化・スポーツを含む主体的な活動で顕著な実績をもつと自ら認める人が対象となります。これまでの前期選抜で実施されていた学力検査は行われません。各高校の出願要件は、2024年7月頃公表予定です。
選抜資料は、調査書(内申書)、その他必要な書類、各高校が選択する面接・プレゼンテーションの結果です。
特別選抜 自己推薦① 県内全域から志願できる
特別選抜の各高校の求める生徒像に合致していることも出願要件になります。県内全域どこからでも志願できます。県外からは志願できません。
特別選抜 自己推薦② 通学区域あり
各高校の出願要件も定められます。通学区域は県立高校と同様になります。
特別選抜では内申点が重要になる
各高校で選択して実施するプレゼンテーションや面接の対策も必要ですが、1点でも多く内申点を確保しておくことが大切です。
一般選抜は5教科の学力検査と面接を実施予定
2025年度の一般選抜は2月18日(火)・19日(水)に実施予定で、2024年度までの後期選抜より2週間ほど日程が早くなります。
選抜資料は、調査書、その他の必要書類、学力検査の結果、面接の結果です。
2割程度、探究的な学びの要素を取り入れた問題が出題される
一般選抜では、これまでの後期選抜と同じく5教科(国語・数学・社会・理科・英語)の学力検査を実施します。2025年度入試からは日常生活、社会問題などと関連した探究的な学びの要素を取り入れた問題が全体の2割程度出題されるようになります。学力検査問題と解答例が公開されていますので、確認しておきましょう。
数学と英語の検査問題は一部難易度の異なる選択問題が採用されます。
調査書では「主体的に学習に取り組む態度」も重視される
一般選抜では評定だけでなく、学びの過程を重視する観点から、調査書の観点別学習状況の「主体的に学習に取り組む態度」がほかの項目より比重を高めて評価されるようになります。定期テスト以外にも、授業態度や提出ノート、忘れ物の有無などさまざまな場面が評価されます。観点別評価についての記事も参考にしてください。
チャレンジ選抜は、主に離島・半島の少人数教育実施校が対象
チャレンジ選抜は、丁寧できめ細やかな指導を行っている高校で夢や目標を実現したいという意欲に応える新しい選抜で、2025年3月12日(水)実施予定です。県内全域どこからでも志願することができますが、一般選抜で受験した高校には志願できません。また一般選抜で定員が充足した高校では、チャレンジ選抜は実施されません。
選抜資料は、調査書、その他の必要書類、面接の結果です。
内申点の確保も学力検査の得点力をつけることも大切
いずれの選抜においても調査書の内容が重要になりますので、1点でも多くの内申点を確保しておくことと、主体的に学習に取り組むことが大切になります。一般選抜では学力検査得点力もつけておくことが大切です。面接やプレゼンテーションなど受験する高校で行われる検査内容も早めに確認し、しっかり対策しておくようにしましょう。
特別選抜 | 一般選抜 | チャレンジ選抜 | |
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学力検査 | - |
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その他の検査 |
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選抜資料・選抜方法 |
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2025年度(令和7年度)以降の入試制度に関して、説明動画も公開されています。最新情報は、引き続き長崎県教育委員会のWebサイトで確認しましょう。