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【京都府】公立高校入試の過去問はいつから、何年分解けばいい?
中三の秋からはそろそろ過去問(過去の入試問題)を解き始めたいですね。
過去問を解くときに注意したいポイントについて解説します。
過去問演習は9月後半からスタート!
過去問への取り組み始めは中3の9月後半からがオススメです。高校生の先輩たちも、「9~10月に始めた」という人が少なくありません。
過去問は少なくとも3年分、できれば5年分、3回以上を目安に
過去問演習は、入試問題の傾向をつかんだり、問題の形式に慣れたりすることができるので、受験対策として大変有効です。とくに公立高校が第一志望校の場合は、公立高校の入試問題、併願する私立高校の過去問演習も必ずやっておきましょう。
実際、過去問にどのように取り組めばよいのか、以下にポイントをまとめました。
1.過去問は5年分を解く
出題傾向をつかみ、問題の形式に慣れるためには、前年度の過去問だけではなく、複数年度の過去問に取り組む必要があります。できれば、過去5年分、少なくとも3年分は解いていきましょう。
2.本番と同様に時間を計って取り組む
過去問に取り組む際は、必ず時間を計って取り組むようにしてください。開始時間も、試験時間も、本番の時間割どおりに取り組む日をつくりましょう。少しでも本番慣れし、試験当日のリズムをつくれるように、時間の感覚を体に覚え込ませることが大切です。
最初のうちは時間が足りなくなり、全問解けないかもしれません。
でも大丈夫です。繰り返し、過去問に取り組むことで、解ける問題から解くなど時間配分の工夫のしかたやスピードが身につき、時間内に解けるようになっていきます。
注意しなければいけないのは、時間が足りなくて解かなかった問題です。解かないままにせず、必ず解いて答え合わせもしましょう。
本番の学力検査の時間割は、次のとおりです。
教科 | 時間 | 配点 |
---|---|---|
国語 | 9:30~10:10 | 40点 |
社会 | 10:30~11:10 | 40点 |
数学 | 11:30~12:10 | 40点 |
理科 | 13:05~13:45 | 40点 |
英語(筆記) 英語(リスニング) | 14:05~14:35 14:45~14:55 | 40点 |
3.間違えた問題は必ず解き直す
間違えた問題は解答・解説を読んで、この問題を解くためのポイントはなんだったのかを確認することが大切です。そして次回解く際にはそのポイントを意識して解くことができたか、確認しましょう。過去問を解くことで、今どういう問題が解けて、どういう問題をニガテとしているのか、自分の課題を知ることができます。そしてその課題をクリアしていきましょう。
1回目は正解だったのに、2・3回目で間違えた問題は要注意! 理解していなかったということです。ここでしっかり理解し、実力にしていきましょう。
4.上記の1から3を3回以上繰り返す
時間内に目標点が取れるようになるまでやることが理想です。最初は目標点に届かないと思いますが、繰り返し解くことで点が取れるようになっていきます。同じ年度の過去問を少なくとも3回繰り返し解くことがおすすめです。最低でも○○点が取れるようにと設定して取り組み、毎回の点数もメモしておき、1回目よりは2回目、2回目よりは3回目と点数がUPしていくことをめざしましょう。
5教科の過去問1年度分で約10時間必要。今から過去問に取り組もう!
間違えた問題の解き直し時間も必要
過去問の演習を通して実力を高めていくためには、できなかった部分の解説を読んで理解したり、もう一度自分で解き直したりする学習が必要です。
得点状況にもよりますが、復習や解き直しに丁寧に取り組めば、1教科につき30分から1時間くらいはかかります。
解答する時間と自己採点、これに復習や解き直しも含めると、1教科で1.5時間から2時間程度はかかるのです。
5教科の過去問1年度分で約10時間
5教科の過去問を5年分やるとしたら37.5時間から50時間。3回繰り返すのならこの3倍の時間が必要です。
これだけの時間を入試直前につくろうと思っても難しいものです。
さっそく、過去問対策に取り組みましょう。
以上、大変厳しいことを書きましたが、これだけやれば、きっと合格に近づいていきますし、これだけの問題数をやりきったということは、かなりの自信になります。
ぜひ、しっかりとやりきって、志望校の合格を勝ち取りましょう。
進研ゼミ『中三受験講座』過去問解説の教材
進研ゼミ『中三受験講座』の詳しい解答・解説がついた都道府県別「入試過去問徹底解説」(8月号)と「最新入試過去問徹底解説」(10月号)では、過去3年分の入試問題で実戦力を身につけられます。ぜひご活用ください。
ゼミで合格した各高校の先輩の中学校の成績や学力検査の点数がわかる「内申点・入試当日点(公立)」データ、入試問題の出題傾向分析、受験対策の解説動画「47都道府県別高校入試セミナー」も参考にしましょう。