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【東京都】都立高校入試で高得点をねらうための学習のポイント

2024年度(令和6年度)東京都立高校入試の出題傾向を分析! 合格をつかむために今からできる学習のポイントを解説します。

※ここでは都立高校一般選抜(全日制)の学力検査(共通問題)について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
※受検者平均点、正答率はすべて東京都教育委員会「令和6年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査報告書」より。

【東京都】都立高校入試で高得点をねらうための学習のポイント

都立高校2024年度一般選抜 数学の入試問題の特徴とは?

5教科合計平均点が前年度より上昇! 数学は4.1点上がった

都立高校一般選抜共通問題 受検者平均点の推移

都立高校の学力検査は、50分・100点満点で実施されます。
5教科平均の合計点は326.8点で、2023年度の316.2点より10.6点上昇しました。
今回注目する数学は、平均点が61.7点で、前年度よりも4点以上高い結果となりました。
問題構成や、解き方のポイントを次から見ていきましょう。

都立高校の数学は大問1「小問集合」を確実に得点することが重要!

都立高校 令和6年度の入試問題分析(数学)

数学は5つの大問で構成され、例年ほとんど変わりません。数と式、関数、平面図形、空間図形、データの活用など幅広い分野から出題されます。
大問1は例年、小問集合。計算問題や作図など基本問題が中心の出題です。
注目は配点が46点もあるところ! 100点満点のうち、小問集合がほぼ半分を占めるため、ミスなく確実に得点することが大切です。

数学攻略のポイントは「問題を解く順番」にある!

【数学】各問題の正答率(2024年度)

大問2以降の各大問では、小問が2~3つ出題されます。
それぞれの「小問正答率」を見ると、問1よりも問2の方が、正答率が低く、受検生が手こずる問題が出ていることがわかります。
例えば大問3の問3は難度が高い問題で、正答率も8.9%と低かったのですが、その前の問1・2はどちらも6~7割の受検生が正解しています。
このような出題傾向を踏まえ、高得点をねらうポイントとなるのが、以下の2点です。

(1)難しい問題で時間を使いすぎず、次の大問に進む!

前述の通り、各大問の最初の小問は、比較的易しい問題が出やすいので、難しい問題で止まらずに、次の大問に進むようにしましょう。
「難しい問題で10分考え込んで、結局解けなかった!」となると、あとから解く大問の易しい問題で得点するチャンスも逃してしまいます。
易しい問題を先に解いて確実に得点し、難しい問題は残った時間でじっくり考えるという具合に、解く順番を工夫するのがポイントです。

(2)優先する問題は、配点が高い「記述の問題」

基本問題を解いて残った時間で優先して解いてほしいのが、記述の問題です。
2024年度であれば、大問2・問2「文字式の証明問題」、大問4・問2①「図形の証明問題」です。どちらも配点が7点と高いうえに、部分点がもらえる可能性があるため、必ず解いておきたい問題です。

2024年度東京都立高校入試【数学】の特徴と対策を動画でチェック!

【数学以外も公開中!】動画で都立高校の入試問題の特徴と攻略のポイントをチェック!

2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」では、東京都立高校入試の5教科それぞれの出題傾向や学習のポイントを解説しました。
中3の方に役立つ具体的な受験対策はもちろん、中1や中2のうちから始めておきたい日頃の学習のコツなどもご紹介しています。
またセミナー動画の中では、自校作成問題の傾向についても解説していますので、ぜひ今後の対策にお役立てください。
動画は無料で何度でも視聴OK! 倍速再生も可能ですので、ぜひ今すぐご覧ください。

この記事を書いた人

東京都入試分析担当

東京都入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

東京都の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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