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【東京都】都立高校入試の過去問はいつから、何年分解けばいい?
中三の秋からはそろそろ過去問(過去の入試問題)を解き始めたいですね。 都立高校入試共通問題の過去問を解くときに注意したいポイントについて解説します。
過去問演習は9月後半からスタート!
過去問への取り組み始めは中3の9月後半からがオススメです。高校生の先輩たちも、「9~10月に始めた」という人が少なくありません。
過去問は5年分3回以上繰り返し取り組むことを目安に
「過去に出た問題はもう出ないのだから、過去問はやらなくてよい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。しかし、過去問をやることで、入試問題の傾向をつかんだり、問題の形式に慣れたりすることができ、受験対策として大変有効です。過去問をやるときには、以下の点に注意しましょう。
過去問は5年分取り組む
出題傾向をつかみ、問題の形式に慣れるためには、1年分ではなく、複数年度の過去問に取り組むことが必要です。できるだけ5年分やっておきたいところです。
1点注意してほしいことがあります。2021年度入試は新型コロナウイルス感染防止による休校措置のため、学力検査の一部の出題範囲が削減され、中学1、2年での履修科目の出題が増えるなど例年の入試問題とは異なる出題傾向となりました。
とはいえ、2021年度入試で出題された範囲は2025年度入試でも出題範囲となります。2021年度入試の過去問も受験対策として役に立つのでしっかりと取り組みましょう。
本番と同様に時間を計って取り組む
都立高校の学力検査は1教科50分で実施されます。過去問に取り組む際は、必ず50分を計って取り組むようにしてください。入試本番での時間配分もしっかりと練習しましょう。
教科 | 時間 | 配点 |
---|---|---|
国語 | 9:00~9:50 | 100点 |
数学 | 10:10~11:00 | 100点 |
英語 (リスニングテストを含む) | 11:20~12:10 | 100点 |
社会 | 13:10~14:00 | 100点 |
理科 | 14:20~15:10 | 100点 |
間違えた問題は必ず解き直す
間違えた問題は解答・解説を読んで理解したあと、自分の力で再度解き直してみましょう。
「解く→答え合わせ→解き直し」を3回以上繰り返す
自力で時間内に満点が取れるようになるまでやることが理想ですが、少なくとも3回は繰り返し行うことがおすすめです。
過去問演習は9月後半からスタート!
過去問にしっかりと取り組むためには、大変時間がかかるので、計画的に進める必要があります。英語や国語など、今のうちからできる教科は早めに始めておくと直前にあわてずに済みます。数学などは単元学習がだいたい終わる12月頃から始めることを目安にしましょう。
過去問に取り組むときには、年度別の受検者平均点を参考に
過去問を解くときの目安の1つは、「年度別」の受検者平均点です。
2024年度入試の共通問題では、数学・英語・理科が前年度の平均点を上回りました。特に理科の平均点は前年度よりも7.4点上がっています。
このように平均点は、出題内容やレベルによって、毎年変わりますので、まずは「年度別」の受検者平均点を目安に取り組みましょう。
各高校ごとのゼミで合格した先輩の中学校の成績や学力検査の点数がわかる「内申点・入試当日点(公立)」データも参考にしましょう。
進研ゼミ『中三受験講座』では過去問3カ年分をお届けします
進研ゼミ『中三受験講座』では、詳しい解答・解説がついた都道府県別「入試過去問徹底解説」(8月号)と「最新入試過去問徹底解説」(10月号)をお届けします。ぜひご活用ください。
英語や国語など、中3の秋からできる教科は9月後半には始めておくと、入試直前にあわてずにすみます。数学などは単元学習が終わる12月頃から始めることを目安にするとよいでしょう。
高校入試は、中学3年間の学習内容全体から出題されます。そのため現時点では、過去問を解いても目標点に届かない場合もあると思いますが、これまでに学習したところはしっかりと得点することをめざしたいですね。そして繰り返し解くことで、最終的に入試本番で合格点を取れるように頑張りましょう!
また、入試問題の出題傾向分析、受験対策の解説動画「47都道府県別高校入試セミナー」も参考にしましょう。