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【山梨県】公立高校入試での内申点の計算の仕方
高校入試における内申点とはどのようなものなのでしょうか。調査書(内申書)と内申点は、高校入試の合否に大きく影響します。ここでは山梨県の内申点の計算方法や、高校入試で内申点がどのように扱われるかについて解説します。
※ここでは調査書などを、「内申書」と表現しています。
各教科の学習の記録が内申点のもとになる
受験生一人ひとりの中学校の成績や学校生活をまとめたものが、調査書(内申書)です。中学校の先生が作成して、志願する高校に提出します。この調査書(内申書)での、おもに各教科の学習の記録の欄に記載される成績(評定)を点数化したものが「内申点」になります。
学力検査が実施される「英語、数学、国語、理科、社会」の5教科だけでなく、「音楽、美術、保健体育、技術・家庭」の実技4教科も内申点の対象となり、高校入試の合否判定の資料になります。
山梨県では中一から3年間の成績が高校入試に影響する
後期募集では、中学3年間の成績が対象です。調査書の学習の記録の評定を、5教科は2倍に、実技4教科は3倍に換算し、3学年の評定合計とします。調査書(内申書)の「特別活動の記録」「校外活動の記録」「その他特記事項」も30点満点で加算します。
前期募集では、特定教科の評定の倍率を大きくしたり、中三のみ2倍にして学年間の比率を変えたりするなど、高校・学科・コース、選抜区分により調査書の学習の記録の評定(内申点)の取り扱いが異なります。
中一 | 中二 | 中三 |
---|---|---|
5教科×5段階評定×2倍+ 実技4教科×5段階評定×3倍 =110点満点 | 5教科×5段階評定×2倍+ 実技4教科×5段階評定×3倍 =110点満点 | 5教科×5段階評定×2倍+ 実技4教科×5段階評定×3倍 =110点満点 |
内申点を上げるにはどうすればいいか
内申点の評価には、定期テストの点数だけではなく、授業中の取り組みや提出物なども影響します。
定期テスト(中間テスト、期末テスト)の点数
定期テストで高得点を取ることは、もちろん大切です。1点でも多く取ることが、内申点アップにつながります。テスト前にしっかりテスト勉強の時間を確保し、遅くとも2週間前から勉強するなど計画的に進めるようにしましょう。
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課題の提出
各教科の宿題やレポート、作品などの課題は丁寧に仕上げ、提出期限までに出すようにしましょう。
授業態度・学習態度
先生の話をしっかり聞いて、積極的に授業に取り組んでいるかなど、授業態度も大切です。実技教科は、上手下手よりも、まじめに一生懸命取り組む姿が評価されます。
その他
定期テスト以外にも評価の対象となりえる学習活動は、
・ノート提出
・ワーク提出
・レポート提出
・作品の提出
・定期テストのやり直し
・実技のテスト(歌唱、運動など)
・授業中に使ったプリント
・授業中の小テスト
・発表・発言
・調べ学習
・グループ学習・発表
・自己評価(ふりかえり)カード
などです。
先生方は学習活動のすべてをご覧になっています。すべての教科において、テストだけではなくふだんの授業から、しっかりと対策していくことが重要です。