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【千葉県】知っておきたい!千葉県私立高校入試の基礎知識
公立高校を第一志望としている受験生でも、併願校として私立高校を受験する人がほとんどです。私立高校の入試制度は、公立高校の入試制度とは違うので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
千葉県私立高校入試日程
千葉県の私立高校入試は、一般的に日程が「前期選抜」と「後期選抜」に分けて実施されます。
例年千葉県の私立高校入試は公立高校入試の前(1月中旬から)から行われています。
前期選抜で募集枠のほとんどが決まる
千葉県の多くの私立高校は「前期選抜」の募集定員枠が大きく、「後期選抜」があったとしても定員枠が10~20名程度と小規模の募集がほとんどで、近年では「後期選抜」を実施しない高校が増えています。
「前期選抜」の試験日は1月17、18、19日に集中しています。また「後期選抜」は2月15日に実施する高校が多数となりますが高校によって試験日程はさまざまです。
それぞれの選抜に「推薦」「一般」などの募集区分がある
ほとんどの千葉県私立高校では、「推薦」「一般」や「単願」「併願」といった募集区分で入試を行っています。詳細は下の表でご確認ください。
公立が第1志望の場合、私立は「併願推薦」で挑戦!
公立高校等を第1志望として私立高校を受験する場合、多くの受験生は「推薦」の「併願」という方法で受験をすることになります。
仕組みについて詳しくご説明します。
「推薦」は出願基準がある
推薦入試は原則として中学校長の推薦が必要です。各高校で成績などの出願基準が設定されていることが多く、基準を満たしていれば、合格する可能性が高いです。
この出願基準は多くの高校で中学校の成績を目安として設定していますが、これを満たしているかを中学校の先生と、中3の秋の面談で確認します。
「一般」は当日の試験で合否が決まる
一般入試では、内申書などの提出書類による合否判定は行われず、入試当日の試験(おもに学力試験)の成績によって合否が決定します。
「単願」と「併願」と「一般(オープン)」
単願とは、合格したら必ず入学することが前提で受験するもので、出願校以外は原則受験できません。
一方、併願と一般(オープン)は他の私立高校や公立高校の受験も可能です。
公立高校が第1志望の場合、前期選抜の「併願推薦」や一般入試(併願またはオープン)で挑戦しましょう。
入試形態 | 試験内容 |
---|---|
単願推薦 | ・第1志望で合格すれば必ず入学することが前提 ・内申点5教科または9教科の合計点で示される出願基準がある ・出願基準は併願と比べると低め |
併願推薦 | ・他の高校も受験できる ・内申点5教科または9教科の合計点で示される出願基準がある ・出願基準は単願と比べると高め ・入学手続きが公立高校発表後であったり、入学金の延納が可能 |
一般入試 | ・学力試験が課される。基本的に学力試験重視 ・単願と併願とオープンがある |
私立高校入試の試験内容と合否判定
学力試験は3教科または5教科
千葉県の私立高校入試では、国語・英語・数学の3教科または5教科の学力試験と面接を実施する高校が多くなっています。
合否判定
合否の判定は、おもに内申書と学力試験を資料として選抜されます。
また、当日の試験の得点でコースが決定する高校も多いため、より上位のコースでの合格を希望する場合は過去問の対策が必要です。
千葉県の私立高校入試情報は、千葉県私立中学高等学校協会のWebサイトにも掲載されています。
私立高校の学費延納措置
私立高校における入学手続きの際に、公立高校の合格発表後まで、入学金や学費など入学手続き時納入金の全額または一部を待ってくれる制度を「延納制度」といいます。
千葉県の私立高校の多くは、延納手続きをして前納金を納めれば、公立高校合格発表まで延納が可能です。
なかには延納手続きをすれば前納金の納入が不要な高校や、延納手続きの必要がない高校もあります。
志望校に延納制度があるかどうか事前に確認しておきましょう。
私立高校の学費の補助
千葉県の私立高校に入学した場合、世帯年収などの基準を満たせば国の就学支援金のほか、千葉県から授業料等の補助を受けることができます。
千葉県の「私立高等学校授業料減免制度」は県内の私立高校が補助対象となり、東京都など県外の私立高校へ入学した場合は補助の対象にならないので注意が必要です。
授業料はどのぐらい補助されるのか、私立高校の学費はだいたいいくらぐらいになるのかなどの情報は下記の記事を参考になさってください。
東京都の私立高校の入試制度
千葉県の受験生が、公立高校や他の私立高校の併願として東京都の私立高校を受験することもできます。
千葉県の生徒が東京都の私立高校を受験する際には、一般的に「併願推薦」または「B推薦」という方式で受験することになります。この場合の試験日は1月22日、23日に行われることが多いです。
詳しくは下記をご参照ください。