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【青森県】公立高校入試で高得点をねらうための学習のポイント
2024年7月にオンラインで開催し、大変好評を博した2024年度(令和6年度) 青森県公立高校入試セミナーのアーカイブ配信が公開されました。入試のしくみから各教科の対策まで、青森県の高校入試対策を詳しく知りたい方は必見!今日はそのポイントをいくつかご紹介いたします。
※ここでは青森県公立高校入学者選抜の学力検査について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
青森県の入試制度は?
青森県の公立高校入試は、入学者選抜が1回行われ、一般選抜と特色化選抜の2つの方法で合格者を決定します。学力検査は1回のみで、受験生は一般選抜と特色化選抜の両方で合否が判定されます。どちらの選抜を先に行うか、募集人員の割合は高校によって異なりますが、ほとんどの高校では一般選抜の募集人員が多く設定されています。
【一般選抜】
- 学力検査(5教科、500点満点)
- 調査書(中1から中3の成績、135点満点)
- 面接や実技検査(高校や学科による)
【特色化選抜】
- 学力検査(5教科、500点満点)
- 調査書(中1から中3の成績、135点満点)
- 面接や実技検査(高校や学科による)
- 調査書には成績以外の活動(部活動や生徒会活動)も点数化される
いずれの選抜方式でも、学力検査と内申点の両方が合否判定に使用されるため、どちらも重要です。中1から中3までの成績が内申点に含まれるため、早い段階からの対策が必要です。
青森県の数学は「小問集合」が100点満点中の4割以上を占める
青森県入学者選抜の数学の学力検査は45分で大問が5つあります。大問構成を確認してみましょう。
大問1は小問集合です。計算問題やデータの活用などさまざまな問題が13問出題されます。大問2はデータの活用、大問3は空間図形・平面図形が出題されます。この大問3では図形の証明問題が出題されます。大問4は関数、大問5は平面図形・数と式となります。
注目したいのは配点です。大問1の「小問集合」が全体の4割以上にもなります。「小問集合」は基礎的な内容が中心ですが、量が多いです。計算ミスなどなく素早く解き終え、大問2以降の問題を解く時間を残す必要があります。また、各大問で出題される前半の小問も基礎的な内容を問う問題が多く出題されています。数学では、基礎をしっかり押さえ、取るべき得点を取りこぼさないことが大切です。
数学の攻略のポイントは?
計算力をつける
数学は何よりも計算力をつけることが大切です。小問集合だけではなく、大問2以降の問題でもミスなく解答が導き出せるように、間違えた問題は必ず見直し、原因を明らかにするようにしましょう。
わかっていることをどんどん書き込んでいく
特に図形や関数の問題では、わかったことを図に書き込む習慣をつけましょう。例えば、角度や辺の長さ、面積などを図に書き込むことで、問題の解決の糸口が見つけやすくなります。
いろいろな解き方を身につける
問題を解いたあとの答え合わせでは、答えの○×を確認するだけではなく、しっかり解説を読みましょう。解説を読むことで、自分と違う解き方を学ぶことができ、いろいろな解き方を身につけることができます。
どの単元の学習であっても、間違えた問題や理解が不十分な問題は必ず解き直しをしましょう。特に、間違えた原因を分析し、同じミスを繰り返さないようにすることが大事です。
【数学以外も無料公開中!】動画で青森県の問題の特徴と学習のポイントをチェック!
2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」では、青森県の5教科それぞれの出題傾向や学習のポイントを解説しました。受験が近い中3の方に役立つ具体的な受験対策はもちろん、中1や中2のうちから始めておきたい日頃の学習のコツなどもご紹介しています。またセミナー動画の中では、青森県の最新入試制度についても解説していますので、制度理解にもお役立てください。動画は無料で何度でも視聴OK! 倍速再生も可能ですので、ぜひ今すぐご覧ください。