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【石川県】絶対に知っておくべき高校入試制度と傾向・対策

7月に開催した2024年度(令和6年度)石川県公立高校入試セミナーのアーカイブ配信が公開されています。入試制度から各教科の傾向・対策まで、石川県の高校入試をくわしく知りたい方は必見です。この記事では、セミナーの要点を紹介します。
※ここでは石川県公立高校一般入学の学力検査について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
※平均点は、石川県教育委員会「令和6年度石川県立金沢錦丘中学校及び石川県公立高等学校における入学者選抜結果について」より。

【石川県】絶対に知っておくべき高校入試制度と傾向・対策

日ごろからの内申点対策がカギ! 石川県の入試制度について

石川県公立高校の入試には大きく分けて推薦入学と一般入学の2種類があります。推薦入学は1月末から2月上旬に行われ、中学校長の推薦と各高校が発表する推薦要件を満たす必要があります。この推薦入学では学力検査は行われず、調査書、推薦書、志願理由書、面接、一部の高校で実施される作文などで合否が決まります。調査書には中1から中3の成績が記載されるため、日ごろの成績が非常に重要です
一般入学は3月上旬に行われ、学力検査と調査書、面接などで合否が決まります。学力検査は各教科100点満点で、5教科で合計500点満点です。調査書には中1から中3の成績が記載され、学力検査と調査書の両方が合否判定に重要な役割を果たします

石川県公立高校入試日程

いずれの方法でも、調査書の評定(内申点)が重要です。内申点は定期テストや提出物、授業中の取り組みなどによって決まります。石川県では、中3の評定は中1、中2よりも高く評価されるため、中3生はこれからのテストは絶対に落とせません。中1、中2の皆さんも、今のうちからしっかりと日ごろの勉強を進めておくことが大切です。

【2024年度入試】英語・数学はどんな問題が出た? 高得点を取るための対策

2024年度石川県一般入学学力検査_英語の大問構成

英語は大問1でリスニング、大問2~4で長文読解という構成です。長文読解の特徴は語数が多いことで、読解の正確さに加えスピードも求められます。ふだんから長文を読むときに、どれくらいのスピードで読めているか時間を計っておきましょう。
また、大問2~4は英作文の問題があるため、日ごろからまとまった英文を書く練習が必要です。可能であれば英作文は他の人に添削してもらうことで、文章力を養うことができます。

2024年度石川県一般入学学力検査_数学の大問構成

数学は大問1が小問集合で、配点が30点ありました。全体の配点の3割が小問集合なので、基本的な計算力を身につけて大問1を得点源にする必要があります。また、石川県の数学は計算量が多いので、速く・正確に計算が解けるように対策をしていきましょう。
全体的に記述式の問題が多いため、普段から途中式を含めて丁寧に問題を解く習慣が大切です。特に証明問題は、途中の説明も含めて丁寧に書く練習を重ねることが得点につながります

【英数以外も無料公開中!】5教科の傾向・対策や受験に関するQ&Aはセミナー動画をチェック!

セミナーの動画は無料で視聴可能となっています。この記事では紹介しきれなかった5教科別の対策法を解説しています。さらに、受験生から毎年よく寄せられるQ&Aにも回答しています。セミナーのリンクは以下にありますので、ぜひご覧ください。

この記事を書いた人

石川県入試分析担当

石川県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

石川県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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