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【京都府】2024年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校一覧
文部科学省は「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」2024年度(令和6年度)の指定校として、全国で基礎枠47校、2024年度に新設された文理融合基礎枠14校、科学技術人材育成重点枠として4校の指定を発表しました。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは何か、指定された高校ではどのような取り組みを行っているかをご紹介します。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは
高等学校等において、先進的な科学技術、理数系教育を通して、生徒の科学的能力、技能、科学的思考力、判断力および表現力を培い、将来国際的に活躍できる科学技術人材などの育成を図ることを趣旨として、2002年度より始まった文部科学省の事業です。指定期間は原則として5年です。
※先導的改革型は原則3年です。
2024年度から新たに設置された文理融合基礎枠は、社会の諸課題に対応するため、自然科学の「知」と人文・社会科学の「知」との融合による「総合知」を創出・活用した先進的な理数系教育に関する研究開発を実施し、将来のイノベーションの創出を担う科学技術人材の育成を目指すことを目的としています。
スーパーサイエンスハイスクールでは、理数系教育や文理融合領域を重点的に実施することはもちろんですが、現行教育課程の基準によらないオリジナルな教育課程を編成、実施して研究開発を行うことができます。
SSH指定校ではどんな活動をしているの?
SSHに指定された高校では、特徴ある取り組みが実施されており、理数系や探究科目に興味のある人にはとても魅力的です。
大学の研究室での実験やフィールドワークを体験!
地域の大学と高校が連携し、大学教授の出張講義を受けたり、大学の研究室での実験やフィールドワーク活動を行っている高校が多くあります。大学の雰囲気も味わえるので、将来の進路を検討するのにもよい機会です。
海外の大学や研究施設を訪問しグローバルな視点と最先端の科学技術について学ぶ
先生や同級生と一緒に海外の大学を訪問し、英語での講義を受けたり、大学の研究施設や航空宇宙関連施設を訪問している高校もあります。グローバルな視点と最先端の科学技術について学ぶことができます。
学会や研究発表会で成果を発表する体験!
探究活動の成果を学会や研究発表会のポスターセッション、SSHの生徒研究発表会などで発表する機会があります。資料の準備などは大変ですが、プレゼンテーション能力も鍛えられ、大学の学校推薦型選抜や総合型選抜対策に役立つこともあります。
さまざまな科学コンテストに参加
「JSEC(Japan Science & Engineering Challenge)」「日本地学オリンピック」「日本数学オリンピック」など、多くのコンテストに取り組んでいる高校もあります。
京都府のSSH指定校一覧(2024年度指定期間内)
設置区分 | 高校名 | 体験談 |
---|---|---|
公立 | 京都工学院高校 | ● |
公立 | 嵯峨野高校 | ● |
公立 | 堀川高校 | ● |
公立 | 桃山高校 | ● |
公立 | 洛北高校※ | ● |
私立 | 立命館高校※ | ● |
気になる高校は、各高校のWebサイトで、どんな取り組み、活動をしているか調べてみましょう。
SSH指定校では文系の知識を生かせるカリキュラムが豊富
普通科の高校では、理系の生徒だけではなく、文系志望の生徒も多く在学しています。大学合格実績も理系に偏っているわけではなく、むしろ幅広い進学実績がある高校が多いです。
多くのSSH指定校では、クロスカリキュラムやSTEAM教育などの教科横断的なプログラムを積極的に取り入れ、さまざまな分野の課題研究を行っています。理数系教育だけでは解決できない課題研究を行うためには、語学、美術、歴史などの文系の知識も必要になります。文系志望の人でもSSH指定校ならではのカリキュラムで、国際交流やグローバルな課題にチャレンジするなど、得意な分野の知識を深める機会がたくさんあります。まずは高校のカリキュラム、取り組み内容を調べてみましょう。