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【兵庫県】知っておきたい!私立高校入試の基礎知識
公立高校が第一志望でも、併願として私立高校を受験する場合も多いと思います。私立高校の入試制度は公立高校とは違うので、事前にしっかりと確認をしておきましょう。
兵庫県私立高校の入試日程
1次入試
高校入試は、私立高校の入試からスタートします。兵庫県では、ほとんどの私立高校が同じ日(高1の先輩が受験した2023年度(令和5年度)は2月10日)に1次入試を行うため、県内の私立高校を複数受験することは難しくなっています。
また、隣接の大阪府や京都府の私立高校の入試日も、2023年度(令和5年度)は兵庫県と同日の2月10日でした。
私立高校の1次入試では、1校しか受験できないので、公立高校の併願校として受験する場合でも、慎重に受験校を検討する必要があります。
まずは、おおまかな日程を把握しておきましょう。
1.5次入試と2次入試
1次入試の合格発表の後、公立高校の一般選抜よりも前(2月中旬ごろ)に「1.5次入試」と呼ばれる入試を実施する私立高校があり、募集人員は多くの高校で若干名となります。
また、「2次入試」は、公立高校一般選抜の合格発表のあと、一部の私立高校で行われる追加入試のことで、3月下旬ごろに試験が行われます。
高校によっては、複数回のチャンスがあるので、上手に日程を組んで受験に臨めるようにしましょう。
「専願」と「併願」の違い
私立高校には「専願」と「併願」の2つの受験方法があります。
「専願」は、その私立高校に合格したら必ず入学すると約束して受験するもので、合格した場合には、ほかの高校は受験できません。
「併願」は、その私立高校に合格しても、国立高校や公立高校、ほかの私立高校なども受験でき、その結果を待ってから進学先を決めることができる入試です。
公立高校が第一志望の場合には、「併願」で私立高校を受験することになります。
私立高校の「回し合格」とは?
複数のコースがある私立高校では、「回し合格」というシステムを採用している場合があります。
あるコースを受験し、合格基準に達していない場合でも、同じ高校の別のコースの合格基準に達していて、受験生が希望すれば、そのコースで合格となるシステムです。
合格のチャンスが増えるので、受験校がこのシステムを採用しているかどうか、出願時にどのような手続きをすれば、「回し合格」となるのかを調べておきましょう。
私立高校入試の検査内容
私立高校の「併願」受験では、国語・英語・数学の3教科の学力試験を実施する高校がほとんどです。
ほかに、受験教科を選択できる高校や、5教科あるいは4教科の学力試験を実施する高校もあります。
合否はおもに、内申書と学力試験の結果をもとに判定されます。
受験する私立高校が決まったら、ひと通り過去問演習を行い、対策を立てて受験に臨むようにしましょう。