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【富山県】公立高校入試で高得点をねらうための学習のポイント
先日オンラインで開催した2024年度(令和6年度)富山県高校入試セミナー。大変好評を博しましたが、そのアーカイブが公開されました。入試のしくみから各教科の対策まで、富山県の高校入試対策を詳しく知りたい方は必見ですが、今日はそのポイントをいくつかご紹介いたします。
※ここでは富山県公立高校一般入学者選抜の学力検査について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
富山県は入試配点非公表 それでも確実にできる数学の対策とは?
富山県の一般入学者選抜の学力検査は各教科40点満点です。配点は非公表ですが、大問1の「小問集合」は全部で10問。仮に1問1点の配点だとしても全体の4分の1にもなります。この「小問集合」は基礎的な内容が中心となりますので、満点を狙いましょう。
得意かニガテかで取るべき作戦は変わってくる 制限時間を意識した作戦を
富山県の一般入学者選抜の学力検査は各教科50分の制限時間で実施されます。
大問構成を確認してみましょう。富山県ではどの分野もまんべんなく出題されるのが特徴です。どの分野も得意な人は問題を頭から解いていけばよいですが、ニガテ分野がある人はまず一度全体を見まわして、得意な分野の大問から解いていくことが大事です。
また、各大問の最初の方にはその分野の基本的な問題が集まっているので、まずはそこだけを解き進めておいて、あとで戻ってきてとことん考えるという作戦がとれます。自分の得意不得意をきちんと把握して作戦を立てましょう。
もう一つ時間の使い方を考えるうえでポイントとなるのは大問7です。富山県は図形の証明問題が記述で出題されるのも特徴です。最後の最後で大型の記述問題がやってきますので、これを解くための時間をとれるよう時間を配分することがポイントになります。
数学の中にニガテな分野がある! その攻略のポイントは?
数学全般の学習ポイントは「まず書(描)いてみる」ことです。問題文の中に入っている様々な情報が整理できずに解法にたどり着けない場合がとても多いので、とにかくわかっていることを書きだしたり、図に描きこんだりすることが大事です。また、計算の過程もきちんと書くことで間違いの場所なども見つけやすくなります。
計算:「ケアレスミス」で済ませない
計算の間違いは「ケアレスミス」で済ませてしまいがちですが、計算は単純に計算問題だけではなく、ほかの分野の問題を解く上でも土台になる大事なものなので、原因をきちんと究明して同じ間違いをしないようその後気を付けていくことが大事です。自己採点の際にもきちんと「どこで」「何を」間違えたのかをはっきりさせましょう。そのためにはまず計算過程をきちんと書くことが重要です。
関数・図形:解説を読んだ後は何も見ずにもう一度解く
自己採点の仕方と、そのあとの取り組みが特に重要になります。記述や証明の問題は特に「理由」の部分に注目しましょう。自分の解答が「理由」を明確にして書かれているか解答解説で確認します。そして、解説を読んで理解したと思ったら、それで終わりにするのではなく、必ず何も見ずにもう一度解き直すことが大切です。自力で解けるようになってはじめて身についたことになりますので解き直しをして着実に実力をつけていきましょう。
問題を解くきっかけがなかなかつかめない場合には、先ほども述べた通りわかっていること・わかったことを図に書き込むことが大事です。書きこむことで状況が整理されて解法の糸口がつかみやすくなります。
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