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高校入試の新型コロナウイルスに関する対応

2022年の年明けから新型コロナウイルスの感染が拡大したことにより、まん延防止等重点措置の対象地域も増えてきました。高校入試を控える受験生のみなさんと保護者の方は大きな不安を抱えていることと思います。
こうした受験生のみなさんの不安を解消し、安心して入試に臨めるよう、各都道府県もさまざまな対応を行っています。どのような対応が準備されているのかをご紹介します。

Webなどによる出願

新型コロナウイルス感染拡大防止の対応として、出願時の窓口などでの密集を避けるため、郵送に加えて、Web(インターネット)による出願を始める自治体も出てきました。
東京都では一部の都立高校で、福井県ではすべての県立高校でWeb(インターネット)出願が行われます。
各自治体によって対応は異なりますので、通っている中学校からの連絡や受検する都道府県のWebサイトで確認しておきましょう。

新型コロナウイルス対応の「追検査」の実施

2021年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、多くの自治体で追検査などが実施されました。
2022年度は各自治体とも昨年度の経験を踏まえ、早い時期から追検査日を設定し、検査当日に新型コロナウイルスに感染または濃厚接触者となり、受検できなかった場合でも、後日あらためて検査を受けられる機会を設けています。
追検査を複数回実施したり、通常の追検査で対応したりと都道府県によって実施の有無や形態が異なります。
追検査を受検する場合は、中学校の校長を通して受検する高校へ書類の提出などが必要なことがありますので、必ず通っている中学校に相談しましょう。

濃厚接触者でも別室受検できる場合もある

新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者であっても無症状であることと、一定の条件を満たすことで、別室で受検ができる場合もあります。
自治体によるPCR検査で結果が陰性であることや受検当日無症状であること、公共の交通機関を利用せず、人が密集する場所を避けて検査場に行くことなどが、おもな条件となりますので、条件をしっかりと確認しておきましょう。

文部科学省からは、ひとりの受験生も受験機会が失われることのないように柔軟な対応を徹底するよう、各自治体に通知が出されています。
PCR検査ができない場合でも、無症状と確認できれば別室受験も認められる場合があります。
詳しくは、文部科学省のWebサイトでご確認ください。

2022年1月31日時点の発表資料はこちらになります。

今後、新しい情報が発表されることもありますので、最新の情報は下記でご確認ください。

私立高校の場合は?

私立高校についても、自治体によるPCR検査で結果が陰性であることや受験当日無症状であること、公共の交通機関を利用せず、人が密集する場所を避けて受験する高校に行くことができるなどの条件を満たせば、受験が認められる場合があります。
受験当日健康確認票が必要になるなど高校によって対応が異なります。
受験できなかった場合の追試験や再試験についても高校によって対応は異なるので、受験する高校のWebサイトで最新の情報を確認しましょう。

高校入試の変更情報は各自治体のWebサイトで確認を

今後も新型コロナウイルスの感染拡大により、高校入試の日程や検査内容が変更となる可能性があります。 最新の高校入試情報は、受検する都道府県のWebサイトで確認するようにしましょう。

下記の記事でも受験に役立つ情報を掲載しています。参考になさってください。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

高校入試を取り巻くさまざまな情報、役立つ情報を「プロの視点」から発信していきます。

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