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高校入試 作文・小論文の出題形式 出題例つき!

高校入試の作文・小論文は、4つの出題形式に分類されます。志望校で過去に出題された作文・小論文は、どれに近いでしょうか。具体的な出題例を、先輩体験談をもとにご紹介します。

1:題を与えられて書く

出題されたテーマをもとに、自分の考えを書くパターンです。出題のねらいは、受験生の人柄や考え方を知ること。考えや思いを率直に書くことが求められます。

出題例

テーマは「高校生活での抱負」で、600字以内、50 分で書く。
(神奈川県 旭丘高校 K.Y先輩)

400字45分間で「文武両道をふまえて、自ら学ぶことについてどう考えるか、高校でやりたいことを明示して書く」というテーマでした。
(北海道 釧路湖陵高校 koma先輩)

2:立場を決めて書く

新聞やニュースで話題になっていることなどについて、意見や理由を書くパターンです。読み手を納得させられるよう、筋道を立てて考えを述べる必要があります。

出題例

「多様性を認める社会とは何か、自分の意見を書きなさい」というテーマで、字数は600字、時間は50分でした。
(千葉県 船橋(県立)高校 TM_thv先輩)

「わが校ではSDGsの達成を目標にしているが、あなたはどんな方法でSDGsを達成するか、具体的に600字で書きなさい。」
(福岡県 柏陵高校 野菜魔女先輩)

3:文章を読んで書く

文章を読み取り、その内容に基づいて意見を書くパターンです。与えられた文章を正確に読み取る力と、それに関連させて自分の意見を表現する力が求められます。

出題例

「課題文(榎本博明『さみしさ』の力 孤独と自立の心理学)は、ひとりの時間で得られることについて書かれています。この文章を読み、あなたが自分と向き合うことで得られたことを具体的に挙げ、その経験をこれから学校生活にどのように生かしていくかを書きなさい。」字数は501字以上600字以内でした。
(東京都 南平高校 エビチリ先輩)

文章を読んで筆者の意見について、自分の意見を書く問題。「自分は何も知らない。」と自覚することが、自分を成長させてくれる、ということについて体験を挙げながら書く。
(滋賀県 東大津高校 チロ先輩)

4:グラフ(資料)を読み取って書く

グラフや資料から読み取れる事実をまとめ、それに対する考えを書くパターンです。グラフや資料を正確に読み取り、筋道を立てて考えを述べる力が求められます。

出題例

(1)食品ロスの取り組みを企業だけでなく消費者も取り組まなくてはならない理由をグラフから読み取って100字程度で書きなさい、(2)(複数の)グラフを読み取り、食品ロスについて考えたことを500字以内で書きなさい。
(栃木県 鹿沼高校 頑張りました!先輩)

1.選挙投票率や選挙棄権理由に関する資料を読み取り、日本の選挙投票率の課題とその課題を改善するための改善策を300字で書く。2.文書を読み、その内容に触れて知識と教養を対比させ、その上で「教養を深める」ことについて自分の考えを500字で書く。
(東京都 八王子東高校 みかん先輩)

まとめ:作文・小論文は、志望校の出題テーマで書いて対策を!

志望校で出題されるテーマは?

4つのパターンを大まかにつかんだら、志望校ではどのようなテーマで出題されているかを確認しましょう。<高校入試情報サイト>では、出題された作文・小論文について、先輩体験談で紹介しています。

実際に書いて練習をしよう!

作文・小論文対策で大切なのは、実際に書いてみることです。
「進研ゼミ中三受験講座」12月号の<合格への面接&作文・小論文攻略>では、原稿用紙の使い方などの基本的なルールから、出題パターンに合わせた書き方のポイントを細かなステップでご紹介しています。

志望校合格に向けて対策を!

高校入試の作文・小論文の出題形式をご紹介しましたが、いかがでしたか。
作文・小論文は、実際に書いてみることで自信がつきます。ぜひ、志望校合格に向けて参考にしてみてください。

入試本番まであと少し。万全の対策で、志望校合格を勝ち取りましょう。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

高校入試を取り巻くさまざまな情報、役立つ情報を「プロの視点」から発信していきます。

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