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併願校の過去問はいつから、何年分やればいい?

例えば公立高校が第一志望校の場合、併願する私立高校の受験対策は過去問演習が中心になります。では、その過去問は、いつ頃から、どのくらいの分量を解けばよいでしょうか? 迷っている人のために、併願校の過去問を「いつから・何年分」やればいいのか、目安をご紹介します。

冬休みから始めるのが一般的

入試日程にもよりますが、併願校の過去問に取り組み始める時期は、冬休みくらいからが一般的です。それまでは、定期テスト対策や第一志望校の過去問演習に忙しく、「併願校対策にまで手が回らない」という人が多いでしょう。
ただし、地域・学校によっては冬休み明け直後に入学試験が行われる場合もあります。あまりに直前からの対策だと出題形式・傾向に慣れる時間が取れないので、できれば試験日の1か月前くらいには併願校の過去問に取り組みましょう。

併願校の過去問でも3年分は取り組む

併願校であっても、過去問を3年分は取り組むのがオススメです。「第一志望校じゃないし、過去問は1年分で十分」と思う人もいるかもしれませんが、直近1年分だけだと、急に出題形式・傾向が変わったときに慌ててしまいます。最低でも3年分は解いて、いろいろな問題のパターンに慣れておくと安心です。

1回目はノート、2回目からは問題用紙を使って解く

第一志望校でも併願校でも、過去問の取り組み方は同じです。1回目に解くときはノートに、2回目からはコピーした問題用紙に解くやり方がオススメ。1回目に解いて間違えた問題は、何回も解き直して確実に解けるようにしておきましょう。

先輩の併願校過去問体験談

冬休みに私立高校の過去問を何度も解いて、対策しました。また、それと並行して公立高校の過去問や予想問題も解きました。
(千葉県・成田高校 カピバラ先輩)

秋ごろに私立の過去問を初めて見て難しさに驚き、焦りが出たと同時に本気で勉強をしました。私が受けた私立高校は癖が強い問題が多く、あまり見たことがない問題が多かったため、過去問を解いて傾向をつかみ、問題に慣れるようにしました。
(大阪府・住吉高校 もも先輩)

併願校受験だけでなく第一志望校対策にも役立つ

第一志望校の対策で手一杯という人や、自分の学力レベルからみて安全圏の高校を併願する人は、「あくまでも併願だし、過去問を解く必要はないんじゃないの?」と考えるかもしれません。特に、併願優遇制度などを利用する場合はなおさらでしょう。

しかし、併願校の過去問とはいっても、高校入試。併願校の対策をすることでニガテをつぶしたり、実践に慣れたりできるので、志望校の対策にも役立ちます。
積極的に取り組んで、併願校対策と第一志望校対策をバランスよく進めていきましょう。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

高校入試を取り巻くさまざまな情報、役立つ情報を「プロの視点」から発信していきます。

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