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【大阪府】2022年度:公立高校入試分析-入試結果はどうだった?

大阪府の入試について、2022年度の公立高校入試の結果も踏まえて解説します。

【大阪府】2022年度:公立高校入試分析-入試結果はどうだった?

文理学科は例年通り高倍率に

2022年度の文理学科の全体の志願倍率は、1.38倍(前年は1.35倍、前々年度は1.41倍)で、前年度より少し上昇し、依然として高い水準でした。
また、普通科(単位制除く)の全体志願倍率は1.13倍でしたが、高校によっては高い倍率となっているところがあるため、注意が必要です。

2022年度公立高校一般選抜 文理学科 志願倍率
高校名 募集人員(A) 学校全体の
志願者数(B)
学校全体の
志願倍率(B/A)
北野 320 432 1.35
大手前 360 466 1.29
高津 360 568 1.58
天王寺 360 407 1.13
豊中 360 579 1.61
茨木 320 514 1.43
四條畷 360 492 1.37
生野 360 506 1.41
三国丘 320 460 1.44
岸和田 320 368 1.15
2022年度公立高校一般選抜 普通科(単位制除く)で志願倍率が高倍率の高校
高校名 学科名 募集人員(A) 学校全体の
志願者数(B)
学校全体の
志願倍率(B/A)
春日丘 普通 320 519 1.62
泉陽 普通 320 486 1.52
阪南 普通 240 354 1.48
寝屋川 普通 320 470 1.47
箕面 普通 240 446 1.41
グローバル 76
桜塚 普通 320 449 1.40
山田 普通 360 500 1.39
夕陽丘 普通 280 384 1.37
三島 普通 320 438 1.37
東淀川 普通 224 303 1.35

公立高校入試対策【ポイント1】前学年の単元はしっかり復習を

2021度入試(2021年3月受検)においては、中学校の臨時休校の影響により学力検査の出題範囲が削減になったこともあって、一部の教科では大問構成が変化するなど傾向が変わりました。が、2022年度入試(2022年3月受検)では例年通りの出題範囲となっています。入試ではこのような特別な状況がない限り、今後も中学校の学習指導要領の範囲で出題されます。大阪府の学力検査問題(国語・数学・英語)は、学校ごと、教科ごとにA(基礎的問題)、B(標準的問題)、C(発展的問題)の中から実施されます。どの問題であっても、基礎的な知識・技能に加えて、資料を読み取ったり記述式で解答させたりといった思考力・判断力・表現力をためす問題が各教科で出題され、中1~3すべてで学習した内容が問われます。とくに前学年の学習内容でしっかりと定着していない単元がある場合は、早めに復習し対策しておくことが大切です。

公立高校入試対策【ポイント2】英語の外部検定の読み替えは英語が好きで得意な人は挑戦しても

公立高校入試では英検Ⓡなどの外部検定での取得級・スコアによって学力検査の英語の得点を読み替えるという制度があります。入試当日の英語の学力検査の得点と読み替えの点数のうち、高いほうの点数が合否判定に使用されるという制度です。
読み替えがされるのは、英検Ⓡでいうと2級以上と高レベルなことから、この制度が初めて導入された平成29年度は、英語資格を活用した志願者は345人でした。しかし、その後は年々増加し、2021年度は2290人となりました。文理学科や国際系の学科(グローバル科・国際文化科など)の志願者の活用が多くなっています。
中1・2生であれば今から計画的に英検Ⓡなどの級取得のための対策を始めるのもよいでしょう。しかし、中3になって読み替え制度のためにこれから始めようとするのはおススメしません。学力検査対策をしっかりやっていくことが大切です。

英語資格の読み替え率・最低保証得点
資格 TOEFL iBT IELTS 実用英語技能検定 読み替え率 最低保証得点
特別選抜 一般選抜
45点満点 90点満点
60~120 6.0~9.0 準1級・1級 100% 45 90
50~59 5.5 対応なし 90% 41 81
40~49 5 2級 80% 36 72

この記事を書いた人

大阪府入試分析担当

大阪府入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

大阪府の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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