特集

部活動、生徒会活動、資格検定は、高校入試の合否に影響する?

受験生にとって、部活動、生徒会活動や英検®・漢検などの資格検定が合否に影響するかは、非常に気になる問題です。またどのような場合に合否に影響するのか知っておきましょう。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

部活動、生徒会活動、資格検定が評価される入試方式

推薦入試

推薦入試は主に内申書(調査書)と面接・作文などで合否が決まります。そのため、内申書に記載された部活動の実績や生徒会活動や委員会活動などの特別活動、英検®・漢検などの資格検定なども選抜資料になります。私立高校だけでなく公立高校の推薦入試(都道府県によって名称が異なります)でも同様です。

公立高校の一般入試でも特別に加味される場合がある

公立高校の一般入試では、部活動、生徒会活動や資格検定は得点化されないことがほとんどです。ただし、都道府県によっては、一部の公立高校で特別活動や資格検定の得点枠が用意されていることもあります。自分が受験したい高校の合否判定方法を確認しておくとよいでしょう。

私立高校の単願・併願

私立高校の単願(専願)入試や併願入試では、内申点が「出願基準」に達していなくても、資格検定の分を加算して「出願基準」をクリアできる場合もあります。あらかじめ加点項目が公表されている場合が多いです。

総合判定の際に合否判定の資料になる

部活動、生徒会活動や資格検定などが得点化されなくても、内申点や学力検査得点が同点の場合に、合否を決める資料になる場合があります。
ただし、内申書の様式は都道府県によって異なるので、すべての都道府県で必ず記載されるわけではありません。

内申書に記載される部活動、生徒会活動の実績

運動系の部活動は大会実績

運動系の部活動に入っている人は、「県大会ベスト4」など、大会の実績が重要です。県選抜などの強化指定選手に選ばれると評価される場合もあります。

文化系の部活動はコンクールの出場実績

文化系の部活動の場合、コンクールに出場して実績を得ることが重要です。県や全国を範囲としたコンクールにおいて金賞・銀賞などの賞を獲得することで、評価される場合があります。

部活動や生徒会活動は役職によることも

部活動や生徒会活動、委員会活動では、部長や生徒会長・委員長といった役職によって、評価されるかどうかが変わる場合もあります。

学校外活動が加点されることもある

ボランティアや習い事などの学校外活動が評価される場合もあります。コンクールや大会などで著しい成績を残した場合は、先生に必ず伝えておくようにしましょう。

英検®・漢検は3級以上が目安

基本的に3級以上

基本的に入試で有利になるのは英検®・漢検・数検の3級以上です。また、準2級以上は3級よりも高く評価されます。まずは3級の取得をめざし、志望校する高校によっては、それ以上をめざしましょう。

複数の検定で重複加算が無い場合もある

都道府県や高校・学科によっては、英検®3級・漢検3級・数検3級を全て取得していたとしても「検定の3級を1つだけ取得」とみなされる場合があります。ただし「検定を複数取得しても高校入試では意味がない」と思わずに、自分の到達度を確認するためにも検定は複数受けてみるとよいでしょう。

部活動が忙しい人も『進研ゼミ中学講座』で

勉強と部活動や委員会活動の両立は大変ですが、両立をすることでより成長できるケースもあります。多くの先輩達が勉強と両立させて高校受験を突破してきています。
勉強の時間が限られている人は、『進研ゼミ中学講座』を活用してみてはどうでしょうか? 『進研ゼミ中学講座』なら、要点に絞った15分の学習で、部活と両立しながら、毎日進む授業をしっかり理解できて実力を上げられます。
中3からは、都道府県や志望校レベル別の受験対策教材や合格可能性判定模試などもお届けし、志望校合格へ導きます。部活動で忙しい人にも最適な教材をそろえていますので、ぜひ活用してみてくださいね。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

高校入試に関する情報をわかりやすく解説します。志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

特集

最新入試情報