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【愛知県】私立高校入試の基礎知識 日程・選抜方法を押さえよう!
公立高校を第一志望としている受験生でも、併願として私立高校を受験する人も多いでしょう。私立高校の入試制度は、公立高校の入試制度とは違うので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
私立高校入試は1月中旬から1月下旬に行われる
愛知県の私立高校入試は、おもに推薦入試と一般入試、そして2022年度入試から新たに導入された特色入試に分けて実施されます。
2024年度(令和6年度)の推薦入試は2024年1月16日から、一般入試は2024年1月23日・24日・25日の3日間で行われる予定です。特色入試は推薦入試と同じ2024年1月16日から実施されます。
私立高校 | 公立高校 | ||||||
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推薦入試 | 特色入試 | 一般入試 | 推薦選抜 | 特色選抜 | 一般選抜 | ||
1月 | 上旬 | ||||||
中旬 | 願書提出 | 願書提出 | |||||
試験日 | 試験日 | ||||||
合格発表 | 合格発表 | 願書提出 | |||||
下旬 | 試験日 | ||||||
合格発表 | |||||||
2月 | 上旬 | 願書提出 | 願書提出 | ||||
検査日 | 検査日 | ||||||
合格発表 | 合格発表 | ||||||
中旬 | 願書提出 | ||||||
下旬 | 検査日 | ||||||
3月 | 上旬 | 合格発表 |
推薦入試・一般入試・特色入試の3種類
私立高校の入試は、従来の推薦入試と一般入試に加え「特色入試」の3種類に分けられます。「特色入試」は各高校の独自性や多様性を生かした入試方式で、一部の高校で実施されます。
募集定員は高校ごとに異なりますが、推薦入試で定員の大部分を募集する高校もあります。一方、特色入試は、中学校長の推薦は不要なので、入学したい意欲があれば出願が可能です。ただし、推薦入試と同一日に試験を行いますので、推薦入試との併願はできません。
推薦入試と特色入試の出願は1人1校のみ
推薦入試と特色入試は、合格したら必ず入学することが前提で受験するため、1人1校しか出願できません。推薦入試の出願には中学校長の推薦が必要ですが、特色入試は自己推薦型の入試のため中学校長の推薦は必要ありません。原則として、推薦入試や特色入試で合格した場合、必ず入学手続きをすることが必要です。
一般入試は最大3校まで受験が可能!
一般入試の試験日は、各私立高校が3日間のうち1日を選択するため、入試日程の異なる最大3校まで受験が可能です。
一般入試は、他の私立高校や公立高校への出願も可能です。公立高校が第一志望の場合、私立高校は一般入試で挑戦しましょう。私立併願校の選び方について、以下のコラムで先輩の体験談を紹介しています。
私立高校入試の検査内容と合否判定
推薦入試や特色入試では、英語・数学・国語の3教科の学力試験を受けるのが一般的です。高校によって、面接や作文、実技が課される場合もあります。
一般入試は、多くの高校で5教科の学力試験が課されます。3教科や、3教科のうち1~2教科を選択して受ける場合もあります。
一般入試における5教科の学力試験は、公立高校の入試問題に準じた形式レベルで出題される高校も多く、またマークシート方式を取り入れている学校もあり、そのような学校は公立高校の予行演習にもなります。ただし、応用問題を含んでいたり、出題傾向は高校によってさまざまです。当日の点数によって合格となるコースが変わる高校もありますので、私立高校の過去問対策も行うようにしましょう。
私立高校に通う生徒のための就学支援制度
愛知県では国の就学支援金に加え、県内の私立高校へ通う生徒のために、その上乗せ分として愛知県独自の授業料軽減補助制度を設けています。気になる方は事前に確認しておきましょう。
とはいえ、私立高校は授業料以外の費用も確認しておく必要があります。施設維持費、教育充実費、制服代、通学費など3年間になると大きな出費です。こちらも確認しておくことをおすすめします。
高校・学科の特徴などを調べて、志望校選択の幅を広げましょう
私立高校入試の概要をつかんだら、気になる高校・学科の特徴を調べてみましょう。
愛知県では、例年6月から12月ごろにかけて、私立高校の公開見学・体験入学などが行われています。
各高校のWebサイトで、日程や申し込み方法などを確認しましょう。
ぜひ、複数の私立高校を比較して、志望校選択の幅を広げましょう。