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高校受験の勉強と定期テスト対策のどちらを優先すべき?
中3の秋からは、本格的に受験勉強に力を入れていく時期。でも一方で、内申点に影響する中学の定期テスト対策も必要です。定期テストが近づいてくると、「どっちを優先すればいい?」と迷う人が多いのではないでしょうか。今回は、中3・秋以降の「定期テストと受験勉強の優先順位」についてご紹介します。

定期テスト対策に集中して内申点UP!
結論からいうと、定期テスト前は受験勉強よりテスト対策を優先するべき。その理由は、1つには高校入試の内申点対策です。中3秋~冬の定期テストは、内申点を上乗せする最後のチャンス。英語・数学・国語・理科・社会はもちろん、実技教科もしっかり対策しましょう。
定期テスト2週間前からは、定期テスト対策を最優先に!
定期テスト対策は、一般的には2週間前からといわれています。ニガテ教科は約3週間前から、少しずつスタートしてもいいでしょう。過去問演習や問題集を使ったニガテ対策などの受験勉強はいったんストップして、定期テスト対策の勉強に切り替えましょう。定期テスト対策に迷ったら、「ゼミ」の『定期テスト厳選予想問題』『定期テスト実技教科厳選予想問題』もご活用ください。
定期テストは受験勉強につながっている
「定期テスト対策と受験勉強は別のモノ」と思っていませんか? 確かに問題の傾向は違うところもありますが、入試で問われる問題の基礎となるのは、すべて学校で習った内容です。つまり、入試で課される教科の定期テスト対策に力を入れることが、そのまま受験勉強のベースにもなるわけです。
先輩の「定期テストと受験勉強の両立」体験談
『定期テスト厳選予想問題』を使ってじっくり数学と理科の対策。このときの勉強は、受験にも役立ちました。
(栃木県・小山工業高専 F・M先輩)
定期テスト前は、「内申点が大事」と考えてテスト勉強に集中! テストが終わったら受験勉強にシフトして、ニガテ分野の問題を地道に解くようにしたよ。
(北海道・北海道文教大学明清高校 ちむちゃん先輩)
「切り替え日」を決めて定期テストと受験勉強を両立しよう!

定期テスト対策と受験勉強の両立に大切なのが、切り替え。「テスト終わった~」と少しのんびりしたい気持ちもわかりますが、入試本番までは少しガマンして、受験勉強にサッと戻りたいところ。
そこでオススメなのが、受験勉強と定期テストの「切り替え日」を決めておくことです。例えば定期テストの2週間前から対策を始めるなら、「この日に受験勉強から定期テスト対策に切り替える!」と決めてカレンダーや手帳にしるしをつけます。定期テストが終わる日にも、「この日から受験勉強に切り替える」というしるしをつけます。切り替え日を決めて確実に実行すれば、勉強せずにダラダラ過ごしてしまうのを防げます。
中3の秋からは定期テスト対策と受験勉強のバランスで迷いがち。切り替え日を設定して、どちらの勉強も着実に進めましょう。