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高校入試直前にインフルエンザになったらどうする?
入試の時期は、インフルエンザが猛威を振るいます。高校入試直前にインフルエンザにかかってしまった場合の対応についてご紹介します。
すぐに医療機関を受診し中学校の先生にも連絡をする
インフルエンザは、発症が確認された場合は、学校への出席を停止しなければならないことが、学校保健安全法で定められています。
入試直前に、インフルエンザに感染したかもしれないと思ったら、すみやかに医療機関を受診しましょう。
発症後48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬によってウィルスの増殖を抑えることができ、熱も下がるといわれています。
学校保健安全法では、発症後5日間かつ解熱後2日が経過するまでが出席停止の期間となります。
入試直前にインフルエンザにかかったとしても、すぐに受験をあきらめず、中学校の先生に連絡をしてその後の対応を相談しましょう。
「追検査」を実施する都道府県もある
インフルエンザなどのやむを得ない事情で公立高校の受験を欠席した場合、「追検査」といって別の日に受験日を設ける都道府県も増えています。
インフルエンザ以外の感染症や事故などやむを得ない事情で受験できなかった場合にも、この「追検査」を受験できる場合もあります。
不測の事態に備えて、どのような場合に「追検査」を受験できるのか、受験手続の方法や検査内容、合否判定方法などは都道府県により異なりますので、都道府県教育委員会発表の情報を確認しておきましょう。
インフルエンザ感染者が別室受験できる場合もある
インフルエンザに感染している、または感染の疑いがある受験生が別室で受験できる場合もあります。
別室受験の場合には、中学校を通して受験校に事前の連絡が必要ですので、中学校の先生にすみやかに相談しましょう。
受験日当日に、インフルエンザに感染の疑いがある場合は、中学校の先生にまず連絡し、対応を相談しましょう。
私立高校の場合は、対応はさまざまです。追試験や再試験を実施する場合もありますし、別室受験が可能な場合もあります。また、私立高校の入試は、受験日が複数回設けられている場合も多いので、再出願できる場合もあります。
入試当日まで体調管理を万全に!
たとえ別室受験が可能だとしても、病気の状態では実力を十分に発揮することが難しくなります。これまでの努力の成果を本番で出しきれるように、入試当日まで家族全員で体調管理に気をつけて、万全の状態で臨みましょう!