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【神奈川県】今さら聞けない?! 私立高校の募集要項の見方
神奈川県では、いよいよ受験校選びも佳境に。なかでも私立高校の「事前相談」に向けて、出願校を決定する時期が近づいています。
今回は高校によって様式が異なり、「わかりにくい!」という声もよく聞かれる、私立高校の募集要項の見方について、押さえておきたいポイントを解説します。
神奈川県 私立高校の募集要項にはこんなことが書かれている!
募集要項は、ほとんどの高校でWebサイトに公表されており、PDFファイルなどをダウンロードできるようになっています。
募集要項の様式や項目などは高校ごとに特徴がありますが、概ね以下のような内容が記載されています。
- 選抜方法・・・推薦入試、書類選考、一般入試、オープン入試、専願・併願など
- 募集人数・・・学科、コースごとの募集人数など
- 日程・・・出願開始日・終了日、試験日、合格発表日など
- 試験科目・・・学力試験を実施する科目や面接の有無など
- 出願書類・・・志願書、調査書、各種検定の合格証明書の写しなど
- 出願資格(※)・・・評定、欠席日数、コースの推薦条件など(※高校によっては公表されません。)
- 入学手続きについて・・・入学金や一時納付金などの金額、納付方法、手続き締め切り日など
どの選抜方法で受験するのかよく確認を!
神奈川県の私立高校入試には、推薦入試、書類選考、一般入試(専願・併願・オープン)があります。
12月の進路面談までに、必ず決めておかなければならないのは、その私立高校を「専願(その高校を第一志望として、合格したら必ず入学)」で受験するのか、「併願(他校も受験)」で受験するのかという点です。
- 推薦入試は「専願」で、中学校長の推薦を必要とし、合格したら必ず入学が必要になります。多くの高校で「事前相談」が行われます。
- 書類選考は「専願」と「併願」があります。どちらも学力試験がなく、指定された提出書類のみで合否が決められる選抜です。
- 一般入試は、事前相談がある「専願」と「併願」に加え、事前相談がない「オープン(※)」があります。
「オープン」は、原則内申等の基準はありません。提出書類による合否判定は行われず、入試当日の試験(おもに学力試験)の成績によって合否が決定します。
事前に受験を考えている高校でどの選抜が実施され、どの方法で受験するのか、出願条件などの内容を、ご自身で募集要項に目を通しておくと安心です。
※募集要項に「オープン」と書かれていない高校もあります。
それぞれの選抜方法について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
気になる入学金などの手続きまわりは出願前に確認しておきましょう!
「入学の手続きは合格したら調べればいい」という声もごくたまに聞かれますが、それはおすすめしません。以下の3点については、必ず出願前に確認しておきましょう。
- 入学金などの延納があるかどうか
- 納入金額
- 納入期限
併願受験ができる私立高校のほとんどが、公立高校の合格発表までの延納を認めています。しかし、その納入期限は、公立高校の合格発表日当日までということもあります。また、一部の私立高校や国立高校では延納がないので、注意が必要です。納入締め切り当日に慌てることがないよう、事前に募集要項を読み、確認しておきましょう。
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