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【千葉県】2024年度 公立高校入学者選抜要項発表!押さえておくべきポイントは?

千葉県教育委員会は「2024年度(令和6年度)公立高等学校入学者選抜実施要項」を発表しました。
入学者選抜要項にある入試情報の中でも、志望校合格に大きく影響する、K値の違い、各学校設定検査の内容、傾斜配点実施校について解説します。
※ここでは全日制課程の高校・学科についてご紹介します。

K値の違いに注目!持ち点を意識して対策を!

公立高校一般入学者選抜において、内申点は持ち点として事前に与えられます。内申点が合否にどう影響するのか知るために、調査書の係数(K値)に注目してみましょう。

持ち点となる内申点は各高校・学科が設定する「K値」によって変わる!

多くの高校が、「K=1」で、内申点=135点満点ですが、「K=1」以外の高校もあります。
以下では、「K=1」以外の高校と受験対策をする上での重要なポイントをご紹介します。

【K=0.5】の高校

小金高校・佐倉高校・千葉高校(県立)・千葉東高校・東葛飾高校・船橋高校(県立)

【K=2.0】の高校

我孫子東高校・市原緑高校・浦安南高校・鎌ヶ谷西高校・犢橋高校・佐倉東高校・沼南高校・沼南高柳高校・関宿高校・銚子高校(県立)・銚子商業高校・野田中央高校・船橋北高校・船橋啓明高校・船橋二和高校・八千代東高校・四街道北高校

「K値」の違いを意識してより効果的な受験対策を!

「K=0.5」の高校では、学力検査=500点満点、内申点=67.5点満点となります。
内申点の配点が半分になる反面、学力検査の配点比重が大きくなります。そのため、入試本番での得点力が合否に与える影響はさらに大きいと言えます。つまり、5教科の対策を万全にし、入試本番で高得点が取れると、合格の可能性がぐっと高くなります。

「K=2.0」の高校では、学力検査=500点満点、内申点=270点満点となります。
他の高校と比べ、 内申点の配点割合が高くなるため、内申点が合否に与える影響はさらに 大きいと言えます。つまり、内申点を1点でも多く持っていると、とりわけ合格に有利になるということです。
※一部、傾斜配点が実施される高校・学科では、「学力検査=500点満点」ではありません。

なお学力検査や学校設定検査も含めた配点などの情報は、「令和6年度 一般入学者選抜の選抜・評価方法」として各高校のWebサイトで公開されているので、確認しておきましょう。

志望校の学校設定検査を事前に調べておこう!

入試要項では「学校設定検査」の内容も発表されています。昨年度から変更されている高校もありますので、チェックして対策を進めましょう。

【面接】

安房高校(普通科)、柏の葉高校(普通科・情報理数科)、国分高校(普通科)、佐倉高校(普通科・理数科)、匝瑳高校(※総合学科)、成東高校(普通科・理数科)、船橋東高校(普通科)、松戸国際高校(普通科・国際教養科)、
など全日制75校119学科

面接対策のポイントは、さまざまな質問を想定し、回答を準備しておくことです。よくある質問については、高校入試情報サイト内の各高校の先輩体験談などでご紹介しています。
また、よくある質問と対策をまとめた記事も掲載しているので、 ぜひ活用してみてください。

【自己表現】

鎌ケ谷高校(普通科)、津田沼高校(普通科)、成田国際高校(普通科・国際科)、幕張総合高校(総合学科)、若松高校(普通科)
など全日制43校61学科

自己表現対策のポイントは、各高校の期待する生徒像を意識した自己PRをすることです。
期待する生徒像に関しては、各高校のWebサイト、もしくは、千葉県教育委員会のWebサイトの「「一般入学者選抜」における検査の内容等」に関する資料に各高校の期待する生徒像が一覧で掲載されているので、確認してみてください。

【作文】

柏高校(県立)(普通科・理数科)、木更津高校(普通科・理数科)、小金高校(総合学科)、佐原高校(普通科・理数科)、長生高校(普通科・理数科)、船橋高校(県立)(普通科・理数科)
など全日制9校14学科

作文対策のポイントは、出題されやすいテーマのパターンを理解すること+作文を書くステップを身につけることです。
詳しくは、進研ゼミ中学講座12月号の「合格への面接&作文 小論文攻略」で解説する予定です。

【思考力を問う問題】

千葉高校(県立)(普通科)、千葉東高校(普通科)、東葛飾高校(普通科)
の全日制3校3学科

思考力を問う問題の対策に関して、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

上記、検査内容の他に、集団討論(1校1学科)、小論文(1校2学科)、適性検査(8校12学科)があります。
その他の高校、検査内容の詳細については、千葉県教育委員会のWebサイトでご確認ください。

傾斜配点を活用して高得点を!

理数・国際関係に関する学科のほとんどが、特定の教科の得点に各校が定めた倍率をかける、傾斜配点を実施しています。
以下の高校・学科を志望している受験生は、特定の科目で高得点をとれるよう対策を進めましょう。

数学および理科を1.5倍(150点満点)にする高校・学科

船橋高校(県立)(理数科)、柏高校(県立)(理数科)、佐倉高校(理数科)、佐原高校(理数科)

英語を1.5倍(150点満点)にする高校・学科

松戸国際高校(国際教養科)、流山おおたかの森高校(国際コミュニケーション科)、成田国際高校(国際科)、東金高校(国際教養科)、稲毛高校(国際教養科)、松戸高校(国際人文科)

今回ご紹介した最新の入試情報のポイントを参考に、入試本番に向けて引き続き受験対策をがんばりましょう!

この記事を書いた人

千葉県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

千葉県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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