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【京都府】2025年度(令和7年度)公立高校 中期選抜 倍率情報(詳細版)
京都府教育委員会は、「2025年度(令和7年度)京都府公立高校入学者選抜(中期選抜)に係る志願者数について」を3月5日に発表しました。
※全日制高校の情報となります。

中学3年生卒業予定者数減少に伴い、志願者数に変化が!
2025年3月公立中学校卒業予定者数が18,459人で、2024年度(令和6年度)の同時期の卒業予定者数より442人少ない数値でしたが、2025年度(令和7年度)京都府公立高校入学者選抜において、募集定員は11,175人と2024年度の11,325人から150人減にとどまりました。
3月中学校卒業 予定者数 | 全日制公立高校 募集定員 | |
---|---|---|
2025年度(令和7年度) | 18,459 | 11,175 |
2024年度(令和6年度) | 18,901 | 11,325 |
2024年度との差 | 442減 | 150減 |
中期選抜の全体志願倍率は0.94倍(2024年度0.99倍)と志願倍率減少
中期選抜実施校に限定すると、前期選抜等合格者*は3,629名(2024年度より48名減)で、中期選抜募集人員は6,006人(2024年度6,108人より102人減)。対する志願者数は5,635人(2024年度6,027人より392人減)で、志願倍率は0.94倍(2024年度0.99倍より0.05ポイント減)となりました。
中学3年生卒業予定者減少に伴い、前期選抜、中期選抜ともに志願者が減っていました。
*前期選抜、特別入学者選抜(海外勤務者帰国子女特別入学者選抜ほか)の合格者数
前期選抜等 合格者数 | 中期選抜 募集人員 | 中期選抜 志願者数 | 中期選抜 志願倍率 | |
---|---|---|---|---|
2025年度(令和7年度) | 3,629 | 6,006 | 5,635 | 0.94 |
2024年度(令和6年度) | 3,677 | 6,108 | 6,027 | 0.99 |
2024年度との差 | 48減 | 102減 | 392減 | 0.05減 |
普通教育を主とする学科で最高倍率は開建高校 1.72倍!
普通教育を主とする学科には、普通科、普通科(スポーツ総合専攻)、普通科(美術・工芸専攻)、その他普通教育を施す学科(ルミノベーション)が含まれます。
そのうち、普通科の多くの高校では、中期選抜募集人員が募集定員の70%です。中期選抜の全体志願倍率は下がっていました。下記10校は2025年度入試において志願倍率が高くなっています。
最高倍率は、開建高校 ルミノベーション科の1.72倍と、2024年度の最高倍率だった、京都すばる高校 起業創造科の1.67倍を超えて志願者が集まりました。開建高校 ルミノベーション科は2024年度中期選抜においても、倍率が高く全体2位の1.59倍。2023年4月に開校しましたが、初年度(2023年度)入試から1.43倍と2025年度入試まで高い倍率が続き、志願者が多い学校であることがわかります。前期選抜で募集定員の半数である120人を募集し、中期選抜で残りの120人の募集が行われました。次年度以降、開建高校をめざす場合は前期選抜からの受検も検討してみましょう。
なお、京都府公立高校入学者選抜において一部の高校・学科でお住まいの地域によって通学区域が設定されています。通学区域は京都府教育委員会発表の「令和7年度 京都府公立高等学校入学者選抜要項」をご確認ください。
高校名 (学舎・分校名) | 地域 | 中期選抜募集人員 | 志願者数 | 志願倍率 (昨年度倍率) |
---|---|---|---|---|
開建高校*1 | 京都市・乙訓 | 120 | 206 | 1.72 (1.59) |
鴨沂高校 | 京都市・乙訓 | 168 | 237 | 1.41 (1.58) |
紫野高校 | 京都市・乙訓 | 140 | 193 | 1.38 (1.56) |
日吉ケ丘高校*2 | 京都市・乙訓 | 168 | 221 | 1.32 (0.89) |
嵯峨野高校 | 京都市・乙訓 | 84 | 109 | 1.30 (1.32) |
城南菱創高校*2 | 山城 | 80 | 104 | 1.30 (1.53) |
堀川高校 | 京都市・乙訓 | 56 | 73 | 1.30 (1.13) |
田辺高校 | 山城 | 112 | 141 | 1.26 (1.01) |
久御山高校 | 山城 | 140 | 171 | 1.22 (0.91) |
桃山高校 | 京都市・乙訓 | 196 | 234 | 1.19 (1.22) |
普通教育を主とする学科以外で最高倍率は宮津天橋高校(宮津学舎)建築学科 1.63倍
普通教育を主とする学科以外の学科では、前期選抜で募集定員の70%以上を募集する学校が多く、中期選抜の募集人員が少ない高校・学科が多いため、志願者数によっては志願倍率が高くなる傾向にあります。
ただし、毎年志願者数が多く、志願倍率が高い高校・学科ばかりではなく、前年度は低かったが、今年度は高い学科や、反対に今年度は低い学科などあります。倍率が大きく変動して不安だという場合は、前期選抜が実施されるなら、前期選抜から受検することも検討してみましょう。
高校名 (学舎・分校名) | 学科等名 | 中期選抜 募集人員 | 志願者数 | 志願倍率 (昨年度倍率) |
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宮津天橋高校 (宮津学舎) | 建築科* | 8 | 13 | 1.63 (1.00) |
丹後緑風高校 (網野学舎) | 企画経営科* | 5 | 8 | 1.60 (0.20) |
京都工学院高校 | プロジェクト工学科 (まちづくり分野) | 22 | 32 | 1.45 (1.18) |
京都工学院高校 | プロジェクト工学科 (ものづくり分野) | 33 | 44 | 1.33 (1.21) |
田辺高校 | 自動車科 | 9 | 12 | 1.33 (0.44) |
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