2025年度(令和7年度)入試より、従来の「推薦入学者選抜」が廃止され、中学校長の推薦が不要となる「総合入学者選抜」が、すべての全日制学科で実施されます。総合入学者選抜での出願は、各高校が定めた「求める生徒像」をもとにした出願資格を有し、「合格した場合、入学の意思が確実であること」が条件です。選抜方法は、面接または口頭試問、作文または小論文、プレゼンテーション、学力検査、実技等から各高校が2つ以上を指定し実施されます。学力検査は教育委員会または各高校が作成し、教育委員会が作成する学力検査の場合、教科は国語・数学・英語の3教科(各教科20点満点)で、時間配分を定めず60分で実施されます。

2025年度(令和7年度)入試より実施されるスポーツ推進指定校入学者選抜は、高校が指定する競技ごとに定められた募集人員で実施されます。ただし、総合入学者選抜に出願する者はスポーツ推進指定校入学者選抜には出願できません。選考は、面接または口頭試問、作文または小論文、プレゼンテーション、学力検査(県教委が作成する学力検査または各高校が作成する学力検査)、実技等から各高校が2つ以上を指定して実施されます。学力検査は教育委員会または各高校が作成し、教育委員会が作成する学力検査の場合、教科は国語・数学・英語の3教科(各教科20点満点)で、時間配分を定めず60分で実施されます。

一般入学者選抜は、すべての全日制の高校・学科で実施し、全員が5教科の学力検査を受けます。志願できる高校は1校に限りますが、複数の学科で募集している高校では、同一校内の異なる学科に第4志望まで順位をつけて出願することができます。選考は、個人調査報告書(内申書)の評点と学力検査点、高校・学科によって面接・実技検査を実施する場合はそれらを最大10点まで評点化して判定資料とします。個人調査報告書(内申書)の評点と学力検査点の比率は、80：20、70：30、60：40、50：50、40：60の中から高校・学科ごとに定めます。

島根県では、保護者が県内に居住する場合、原則として県内全域のどの高校にも出願することができます。ただし、一般入学者選抜における松江市内・出雲市内の普通科4校については、原則として保護者がその地域(松江市・出雲市)に居住していることが条件です。県内(松江市・出雲市以外)からの出願は地域外の扱いとなり、合格者の割合は、入学定員の10％(出雲高校は5％)以内に制限します。