全日制課程の前期選抜の募集定員は11,880人(2023年度より280人減)。対する志願者数は11,204人(2023年度より214人減)で、志願倍率は0.95倍(2023年度と同ポイント)となりました。
志願倍率の最高は、会津地区の若松商業高校 情報ビジネス科の1.48倍でした。

ここからは学区別に普通科の倍率と、倍率が高かった専門学科・総合学科をまとめます。

普通科の志願倍率のトップは、昨年から下がったものの、昨年同様に福島西高校の1.34倍でした。
県北地区は、昨年に比べて高校間の志願倍率の差が少なくなっている傾向にあります。

専門学科・総合学科で志願倍率が最も高かったのは福島南高校 情報会計科の1.45倍でした。
一部の専門学科は、昨年よりも志願倍率が大きく上がっているところに注目です。

県北地区 普通科の高校の倍率

県北地区 志願倍率が高かった専門学科の高校(上位5校)

普通科の志願倍率のトップは、県中地区は郡山高校の1.47倍となりました。田村高校が1.12倍、船引高校が1.11倍と、志願倍率が昨年と比べて大きく上がるなど、倍率が1倍以上の高校が昨年よりも増えているところに注目です。
県南地区では、普通科については、いずれも志願倍率が1倍を切る結果になりました。

専門学科・総合学科については、県中地区で志願倍率が最も高かったのは郡山商業高校 流通経済科の1.45倍でした。
県南地区で志願倍率が最も高かったのは修明高校 食品科学科の1.13倍でした。昨年のように、白河高校の理数科(1.55倍)といった高い倍率の高校が見られませんでした。
県北地区同様に、一部の専門学科は、昨年よりも志願倍率が大きく上がっているところに注目です。

県中地区 普通科の高校の倍率

県中地区 志願倍率が高かった専門学科の高校(上位6校)

県南地区 普通科の高校の倍率

県南地区 志願倍率が高かった専門・総合学科の高校(上位5校)

会津地区の普通科の志願倍率のトップは、葵高校の0.97倍でした。
会津地区の公立高校も、普通科については、いずれも志願倍率が1倍を切る結果になりました。
南会津地区では、只見高校の志願倍率は0.68倍で、昨年よりも0.03ポイント上昇しました。

会津地区の専門学科・総合学科の志願倍率が最も高かったのは、県内トップの志願倍率となった若松商業高校 情報ビジネス科の1.48倍でした。
若松商業高校や会津工業高校など、一部の高校で大きく倍率は上がったものの、それ以外の志願倍率が1倍を超える高校は、比較的落ち着いています。
南会津地区では、南会津高校 総合学科の志願倍率が0.43倍で、昨年よりも0.05ポイント上昇しました。

会津地区 普通科の高校の倍率

会津地区 志願倍率が高かった専門学科の高校(上位5校)

南会津地区 普通科の高校の倍率

南会津地区 総合学科の高校の倍率

いわき地区で倍率が1倍以上だった普通科の高校は磐城高校の1.11倍と、磐城桜が丘高校の1.04倍でした。昨年1.13倍だった、いわき湯本高校の倍率は0.98倍と、1倍を下回りました。
相双地区で昨年1倍を上回った原町高校は0.83倍と、今年度は1倍を下回りました。相馬高校も昨年を0.06ポイント下回る結果です。

専門学科・総合学科の志願倍率が最も高かったのは、いわき地区で勿来工業高校 機械科の1.35倍でした。相双地区ではコースの新設が行われた小高産業技術高校の産業革新科(ビジネスパイオニアコース)の倍率が1倍を上回りました。相双地区のほかの専門学科・総合学科の志願倍率は、いずれも1倍を下回っています。
ほかの学区でも同様ですが、表に掲載がない高校でも、1倍以上の志願倍率が出ている高校があるため、志願変更をお考えの方は、教育委員会のホームページなどで倍率をご確認ください。

いわき地区 普通科の高校の倍率

志願倍率が高かった専門学科の高校(上位5校)

相双地区 普通科の高校の倍率

志願倍率が高かった専門・総合学科の高校(上位6校)

高校・学科ごとに募集定員、特色枠人数、志願者数(特色・一般専願)、倍率(特色・一般専願)が一覧表で発表されています。
詳しくは、福島県教育委員会のWebサイトでご確認ください。

• 令和６年度県立高等学校入学者選抜前期選抜及び連携型選抜志願状況(一次)(PDF)

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