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【佐賀県】平成32年度(2020年度)より県立高校入試制度を変更

佐賀県教育委員会は、現在の中学2年生が受験する平成32年度(2020年度)入試より、県立高校の入学者選抜制度を変更することを発表しました。現行の特色選抜A方式と一般選抜が統合される形になります。

平成32年度(2020年度)佐賀県立高校入学者選抜 変更内容

特別選抜(2月実施)

現行の特色選抜では、全校で実施されるA方式と、スポーツ・芸術推進指定校で実施されるB方式がありますが、B方式が特別選抜として継続され、学校希望枠も設けられます。

  1. 対象校
    スポーツ推進指定校(競技実績に基づく募集枠と学校希望に基づく募集枠)
    文化芸術推進指定校(教育課程に基づく募集枠と学校希望に基づく募集枠)

  2. 実施時期
    2月上旬(現行の特色選抜試験の日程に準じる)

  3. 募集人員
    県教育委員会が個別に定める

  4. 選抜
    以下の①~④の総合評価
    ①学力検査(検査問題は国語、数学、英語の内容)
    ②実技検査・実績評価表
    ③面接
    ④調査書
    ・①と②を合わせた評価の割合は50%以上
    ・②の実技検査は学校長の判断により、実績評価表の評価に代替可

  5. その他
    評価基準は、募集要項で公表する
    特別選抜の合格者は、一般選抜への出願はできない

一般選抜(3月実施)

現行の特色選抜A方式と一般選抜が統合される形になり、多様な選抜を行う観点から、1回の入試の中で、選考Ⅰと選考Ⅱの2つの選考方法により合格者を決定します。

  1. 対象校
    全校

  2. 実施時期
    3月上旬(現行の一般選抜試験の日程に準じる)

  3. 募集人員
    募集定員から特別選抜の合格者数と併設中学校からの入学内定者数を差し引いた数
    全日制では、募集人員を選考Ⅰと選考Ⅱに2つの募集枠を設ける
    選考Ⅰ:募集定員の10~30%の範囲で各学校が定める(併設型高校では、併設中学からの進学希望者数を除いた数の10~30%)

  4. 選抜
    以下の①~④の総合評価
    ①学力検査(検査問題は国語、社会、数学、理科、英語)
    ②実技検査
    ③面接
    ④調査書
    ・選考Ⅰにおける①の各教科の配点は、傾斜配点の設定も可
    ・芸術関係の学科(系列を含む)では、学校長の判断で実技検査の実施も可
    ・①の配点は原則として250点(傾斜配点、実技検査を実施する場合は別途定める)
    ・選考Ⅰでは、①の評価を50~70%の範囲で学校・学ごとに定める
    ・選考Ⅱでは、①を250点、③と④を合わせて100点の配点(実技検査実施の場合は別途定める)
    ・定時制については別に定める

  5. 追検査
    急な疾病ややむをえない事情で一般選抜を受検できなかった者を対象に、3月中旬に追検査を実施。学力検査・面接は1日で実施し、実技検査がある場合には2日目に実施する。選抜方法は一般選抜に準じる。

  6. その他
    選考Ⅰの募集人員の割合および選考Ⅰ、選考Ⅱの評価基準は、募集要項で公表する

詳しくは、佐賀県教育委員会のWebサイトでご確認ください。

進研ゼミ 高校受験総合情報センター

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