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【新潟県】高校入試:内申点などの入試制度・過去問での出題は?

この記事では、これから新潟県の公立高校入試を受けられる皆さん向けに、進研ゼミが2024年度(令和6年度)の新潟県公立高校入試を分析したものなどを通し、内申点・倍率・過去問での出題や対策のポイントを解説していきます。
※ここでは新潟県公立高校一般選抜の学力検査について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
※合格者平均点、正答率はすべて新潟県教育庁「令和6年度新潟県公立高等学校入学者選抜結果」より。

内申点と学力検査点はどのように点数化される?

新潟県の入試は調査書の点数(内申点)と学力検査点(入試本番の点数)と学校独自検査点の3つの要素で成り立っています。ここで、学校独自検査について、2025年度から新潟高校・新潟南高校の「筆答検査」、新潟商業高校の「面接」は廃止されます。全日制で学校独自検査として設けられているのは、新潟中央高校音楽科の「実技検査」のみとなります。
そのため、全日制の場合は基本的に「内申点+入試本番の点数」を考えればよいです。この比率は「3:7, 4:6, 5:5, 6:4, 7:3」のいずれかです。つまり、(高校によりますが)内申点が少なくとも3割を占めるということです。
なお、特色化選抜については動画で解説されておりますので、必要のある方は是非ともご視聴ください。

過去問での出題・対策は?【英語】

2024年度の公立高校入試はどの教科も1教科あたり50分間の試験時間で、100点満点でした。

【平均点】

2024年度の英語の平均点は50.7点でした。

【出題と対策】

英語では、大問1のリスニングが約10分間の放送であることから、残りの約40分間でスピーディーに残りの大問2から4を処理する必要があります。大問2・4では英作文が問われました。日ごろから英作文の練習もしておきましょう。
大問3の対話文問題は並べ替えや正しい形に単語を変形するなど、基本的な文法が問われました。基本的な文法問題で得点できるようにしましょう。

その他、出題や対策については2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」をご覧ください。本ページの最下部にリンクがあります。

過去問での出題・対策は?【数学】

【平均点】

2024年度の数学の平均点は40.6点でした。(5教科中最も低い平均点でした。)

【出題と対策】

全体的に記述量が多いため、問題文やグラフから読み解く練習が重要です。
大問1は計算問題を中心とした基本問題で構成されますが、最も配点の高い大問なのです。一問もおとさず得点できるためにも、日ごろからケアレスミスを「ただのうっかり」で済まさず、「どうして間違えたのか」を振り返り、次は同じミスをしないように徹底しましょう。
そして、大問2の確率・関数・作図の問題はニガテな方も多いかと思います。しかし、教科書の基本問題が解ければ解ける問題ですので、対策しましょう。なかでも、作図問題の正答率はたったの5.6%でした。差がつくポイントなので、作図問題もあきらめずに対策しましょう。

その他、証明問題や関数の問題のポイントは2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」をご覧ください。本ページの最下部にリンクがあります。

【英数以外も無料公開中!】動画で新潟県の問題の特徴と学習のポイントをチェック!

2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」では、新潟県の5教科それぞれの出題傾向や学習のポイントを解説しました。受験が近い中3の方に役立つ具体的な受験対策はもちろん、中1や中2のうちから始めておきたい日頃の学習のコツなどもご紹介しています。またセミナー動画の中では、新潟県の最新入試制度についても解説していますので、制度理解にもお役立てください。動画は無料で何度でも視聴OK! 倍速再生も可能ですので、ぜひ今すぐご覧ください。

この記事を書いた人

新潟県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

新潟県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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