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【宮城県】公立高校入試での内申点の計算の仕方
高校入試における内申点とはどのようなものなのでしょうか。調査書(内申書)と内申点は、高校入試の合否に大きく影響します。ここでは宮城県の内申点の計算方法や、高校入試で内申点がどのように扱われるかについて解説します。
※ここでは調査書などを、「内申書」と表現しています。
各教科の学習の記録が内申点のもとになる
受験生一人ひとりの中学校の成績や学校生活をまとめたものが、調査書(内申書)です。中学校の先生が作成して、志願する高校に提出します。この調査書(内申書)の、おもに各教科の学習の記録の欄に記載される成績(評定)を点数化したものが「内申点」になります。
学力検査が実施される「英語、数学、国語、理科、社会」の5教科だけでなく、「音楽、美術、保健体育、技術・家庭」の実技4教科も内申点の対象となり、高校入試の合否判定の資料になります。
宮城県では中一から3年間の成績が高校入試に影響する
調査書点(内申点)は中一から中三までの成績が対象ですが、共通選抜と特色選抜では調査書点(内申点)の算出方法が異なります。
共通選抜は、各学年とも学力検査を実施する5教科(国語、社会、数学、理科、英語)の5段階評定の合計に、学力検査を実施しない実技4教科(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の5段階評定を2倍し、合計した195点満点が調査書点(内申点)です。
特色選抜では、国語、社会、数学、理科、英語は0.25から2.0倍までの換算率を、音楽、美術、保健体育、技術・家庭は0.5から4.0倍までの換算率を高校・学科・コースごとに定め、各学年・各教科の5段階評定にかけて調査書点(内申点)を算出します。
中一の成績 (65点満点) | 中二の成績 (65点満点) | 中三の成績 (65点満点) |
---|---|---|
5教科×5段階評定 + 実技4教科×5段階評定 ×2倍 | 5教科×5段階評定 + 実技4教科×5段階評定 ×2倍 | 5教科×5段階評定 + 実技4教科×5段階評定 ×2倍 |
内申点を上げるにはどうすればいいか
内申点の評価には、定期テストの点数だけではなく、授業中の取り組みや提出物なども影響します。
定期テスト(中間テスト、期末テスト)の点数
定期テストで高得点を取ることは、もちろん大切です。1点でも多く取ることが、内申点アップにつながります。テスト前にしっかりテスト勉強の時間を確保し、遅くとも2週間前から勉強するなど計画的に進めるようにしましょう。
進研ゼミでは、定期テスト対策が効率よく進められる教材をお届け・配信しています。
課題の提出
各教科の宿題やレポート、作品などの課題は丁寧に仕上げ、提出期限までに出すようにしましょう。
授業態度・学習態度
先生の話をしっかり聞いて、積極的に授業に取り組んでいるかなど、授業態度も大切です。実技教科は、上手下手よりも、まじめに一生懸命取り組む姿が評価されます。
その他
定期テスト以外にも評価の対象となりえる学習活動は、
・ノート提出
・ワーク提出
・レポート提出
・作品の提出
・定期テストのやり直し
・実技のテスト(歌唱、運動など)
・授業中に使ったプリント
・授業中の小テスト
・発表・発言
・調べ学習
・グループ学習・発表
・自己評価(ふりかえり)カード
などです。
先生方は学習活動のすべてをご覧になっています。すべての教科において、テストだけではなくふだんの授業から、しっかりと対策していくことが重要です。