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【宮崎県】2024年度の公立高校入試を分析!高得点をねらうための学習のポイント

2024年度(令和6年度)宮崎県公立高校入試の出題傾向を分析! 合格をつかむために今からできる学習のポイントを解説します。
※ここでは宮崎県公立高校一般入学者選抜の学力検査について、『進研ゼミ』の独自分析をもとに解説します。
※合格者平均点、正答率はすべて宮崎県教育研修センター「令和6年度 宮崎県立高等学校一般入学者選抜学力検査結果分析報告書」より。

数学の平均点は最近3年間で最高に 次年度は難化の可能性

宮崎県公立高校一般入学者選抜は、5教科とも50分間、100点満点で実施されます。直近3年間の合格者の平均点を見ると、数学は2年連続で上昇傾向にあります。一般に、高校入試の難易度は前年の平均点を踏まえて調整されることが多いため、2025年度(令和7年度)入試は数学が難化する可能性があります。

宮崎県の数学は5大問 毎年出題される単元も

宮崎県の数学は例年、以下のような大問構成になっています。
大問1…小問集合
大問2~4…関数や図形など
大問5…複数の単元の考え方を必要とする融合問題

大問1の小問集合は、中1~3年の幅広い範囲で基礎的な計算問題や作図問題などが出題されます。解きやすい問題が多いですが、過去3年では合格者正答率が30%を下回るような難しい問題も出題されており、大問1で解けない問題があっても、動揺せず、解ける問題で確実に得点することが重要です。
大問2~4は、大問ごとに異なる単元から出題されていますが、大問4では図形の証明問題が記述式で毎年出題されています。必ず対策しておきましょう。
また、直近の2024年度入試では、大問3で「データの活用」に関する出題もありました。すべての単元をヌケモレなく対策することが大切です。
大問5は、幅広い知識を求められる融合問題だけに、一見すると難しそうに見える中学生も多いでしょう。しかし、小問の中には基本的な問題も含まれていることがあり、過去には正答率が80%を超える小問もありました。はじめから難しいと決めつけて諦めず、解ける問題を冷静に見極めるようにしましょう。

とくに正答率が低かったのは図形問題! 攻略のポイントは?

2024年度入試の数学では、全部で28小問が出題されていますが、合格者正答率がもっとも低かったワースト3はすべて平面図形や空間図形に関する問題でした。多くの受験生がてこずった図形問題、どのように対策すればよいのでしょうか。
図形に関する問題を解くうえで重要なのは、図に数値をしっかり書き込みながら解くことです。問題文から読み取れる数値はもちろん、自分で計算して出した数値も一つ一つ図にメモしていきましょう。これは、関数のグラフ問題を解く際にもとても有効です。
加えて、計算力は、図形に限らずすべての数学の分野の基礎になります。途中の考え方までわかっていても、最後に計算ミスで答えを間違えてしまえば0点になってしまいます。ふだんの数学の勉強では、計算を間違えた際はただ解説を読むだけでなく、自分はどこで間違えたのか、なぜ間違えてしまったのか、原因を究明しておきましょう。
また、その場では分かったつもりでも、実は身についていなかった、ということもよくあります。間違えた問題は数日後に同じ問題をもう一度解き直してみる、ということも非常に有効な学習方法です。

【数学以外の対策は?】動画で宮崎県の問題の特徴と学習のポイントをチェック!

2024年7月に配信した「47都道府県別高校入試セミナー」では、宮崎県の5教科それぞれの出題傾向や学習のポイントを解説しました。受験が近い中3の方に役立つ具体的な受験対策はもちろん、中1や中2のうちから始めておきたい日頃の学習のコツなどもご紹介しています。またセミナー動画の中では、宮崎県の最新入試制度についても解説していますので、制度理解にもお役立てください。動画は無料で何度でも視聴OK! 倍速再生も可能ですので、ぜひ今すぐご覧ください。

この記事を書いた人

宮崎県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

宮崎県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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