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【三重県】県立高校入試での内申点の計算の仕方

高校入試における内申点とはどのようなものなのでしょうか。調査書(内申書)と内申点は、高校入試の合否に大きく影響します。ここでは三重県の内申点の計算方法や、高校入試で内申点がどのように扱われるかについて解説します。

※ここでは調査書などを、「内申書」と表現しています。

【三重県】県立高校入試での内申点の計算の仕方

各教科の学習の記録が内申点のもとになる

受験生一人ひとりの中学校の成績や学校生活をまとめたものが、調査書(内申書)です。中学校の先生が作成して、志願する高校に提出します。この調査書(内申書)の、おもに各教科の学習の記録の欄に記載される成績(評定)を点数化したものが「内申点」になります。

学力検査が実施される「英語、数学、国語、理科、社会」の5教科だけでなく、「音楽、美術、保健体育、技術・家庭」の実技4教科も内申点の対象となり、高校入試の合否判定の資料になります。

三重県では中一から3年間の成績が高校入試に影響する

調査書(内申書)には、中一から中三までの9教科の成績が5段階で記入されます。前期選抜では、ほとんどの高校で調査書(内申書)の内容を点数化し、その方法は高校・学科・コースによって異なります。後期選抜では、調査書(内申書)の中三の評定合計および「特別活動の記録」などの記載内容をもとに合否判定を行います。

三重県 後期選抜 調査書(内申書)の評定
中一中二中三
9教科×5段階評定
※後期選抜は中三の1月末までの成績を反映。
前期選抜 調査書(内申書)の点数化の例
(2024年度/令和6年度)
高校(学科)点数化の例
上野高校
(理数科)
中三の国語・理科の各評定を2倍した点数の和+その他の7教科の各評定の和の合計=55点満点
宇治山田高校
(普通科)
中三の5教科×5段階評定=25点満点
川越高校
(国際文理科)
中三の9教科×5段階評定=45点満点
木本高校
(総合学科)
中三の9教科×5段階評定(45点満点)+評定以外の記載事項(最高25点)=70点満点
桑名北高校
(普通科)
中一~中三の各教科の評定を換算(75点)+評定以外の記載事項(最高25点)=100点満点

内申点を上げるにはどうすればいいか

内申点の評価には、定期テストの点数だけではなく、授業中の取り組みや提出物なども影響します。

定期テスト(中間テスト、期末テスト)の点数

定期テストで高得点を取ることは、もちろん大切です。1点でも多く取ることが、内申点アップにつながります。テスト前にしっかりテスト勉強の時間を確保し、遅くとも2週間前から勉強するなど計画的に進めるようにしましょう。

進研ゼミでは、定期テスト対策が効率よく進められる教材をお届け・配信しています。

課題の提出

各教科の宿題やレポート、作品などの課題は丁寧に仕上げ、提出期限までに出すようにしましょう。

授業態度・学習態度

先生の話をしっかり聞いて、積極的に授業に取り組んでいるかなど、授業態度も大切です。実技教科は、上手下手よりも、まじめに一生懸命取り組む姿が評価されます。

その他

定期テスト以外にも評価の対象となりえる学習活動は、
・ノート提出
・ワーク提出
・レポート提出
・作品の提出
・定期テストのやり直し
・実技のテスト(歌唱、運動など)
・授業中に使ったプリント
・授業中の小テスト
・発表・発言
・調べ学習
・グループ学習・発表
・自己評価(ふりかえり)カード
などです。

先生方は学習活動のすべてをご覧になっています。すべての教科において、テストだけではなくふだんの授業から、しっかりと対策していくことが重要です。

この記事を書いた人

三重県入試分析担当

三重県入試分析担当

進研ゼミ『中学講座』

三重県の高校入試分析を担当しています。進研ゼミのサービスをフル活用して志望校に合格できるよう、受験生と保護者に役立つ情報を提供していきます。

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