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本番で実力が発揮できる、高校入試直前期の過ごし方

入試本番で100%の力を出しきるためには、体調も気持ちも万全で臨むことが不可欠。当日の「睡眠不足」「忘れ物」「遅刻」「雰囲気にのまれる」「インフルエンザ」といったアクシデントで失敗をしないためには、本番直前期の過ごし方を賢く工夫する必要があります。この時期のフォローは、保護者の方の腕の見せどころ。本番の1か月間前くらいからやっておくべきポイントをご紹介します。悔いのない入試にしましょう。

本番で実力が発揮できる、高校入試直前期の過ごし方

本番に合わせて、生活リズムを夜型から朝型に整える!

先輩たちの入試直前の平均勉強時間は、平日でも4.4時間、休日は6.8時間(グラフ参照)と長時間です。

入試直前の平均勉強時間

本番前は勉強時間のしわ寄せが夜にいき、生活が夜型になってしまいがち。でも夜型のまま入試前日を迎えてその夜だけ早く寝ても、眠れずに試験中も頭がボンヤリ…という残念な結果になってしまいます。

夜型の生活リズムを急に朝型に戻すことはできません。少なくとも2週間前、できれば1か月ほど前から、残った勉強は翌日の朝に回すなどして徐々に朝型に戻して、すっきりと目覚めて脳が活動する時間帯を入試本番の1時限目に合わせていきましょう。

入試当日と同じ時間帯で会場下見を!持ち物も一緒にチェック!

高校入試では、初めての会場に一人で入るだけでもお子さまは不安でいっぱいのはず。試験が始まる前に緊張や不安で疲れてしまっては、力が発揮できません。事前に入試当日と同じ時間帯に同じ交通手段で下見に行ってみることで、不安材料が軽減されます。朝は通勤ラッシュと重なるので意外に時間がかかるなど、実際に行ってみて初めてわかることもあります。お子さまが無理なら保護者の方だけでも行ってみて、情報を共有してお子さまの不安を取りのぞいてあげましょう。

下見の際に持ち物も本番のつもりで準備をしてみると、補充もなども余裕でできます。面接がある場合は、服装や髪形もチェック。本番シミュレーションをしておくことで「初めて」の体験をなるべく減らして、お子さまが試験に集中できる環境を作りましょう。

直前勉強では、できていることを確認して自信をつける!

受験に成功した先輩たちが本番直前にやっていた勉強は、基礎的なことの確認や、今までできていた問題の確認です。直前になって新しい問題や難問に取り組んでもしも解けなかったら、自信をなくしたり気持ちが焦ってしまったりして、本番に悪い影響を及ぼしてしまうのです。入試本番での緊張を撃退して頑張れるコツは、「今まで頑張ってやってきたんだから」と自分を信じること。自信をもって焦らず本番に臨めるように、お子さまをフォローしましょう。

インフルエンザなどの予防は家族全員で!

インフルエンザやノロウィルスなどの感染症は、家族全員が予防する必要があります。インフルエンザの予防接種は本人だけでなく、家族全員が受けることをおすすめします。たとえ予防接種を受けていても軽く感染する可能性もあり、自分が元気でも家族が感染すると、ストレスになってしまいます。うがい、手洗いも家族全員が心がけて、最後の入試が終わるまで気を抜かずに頑張りましょう。もしも家族が直前に感染症に罹ってしまったら、お医者に相談してみましょう。最近は発熱などの体調不良だった人のために「追検査」を行う都道府県もあるので、万が一に備えて確認をしておきましょう。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

高校入試を取り巻くさまざまな情報、役立つ情報を「プロの視点」から発信していきます。

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