勉強法
定期テストに効く「振り返り」に使える色分けノート活用法
学習はやったら終わりではなく、「振り返り」が大切。取り組んだことを振り返って「自分は何ができているか・何ができていないか」を理解し、次に生かすことが重要なのです。「学習→振り返り」でできることが増え、実力をつけていくことができます。今回は、「色分けノート」を使って定期テストを振り返る方法を紹介します。次のテストやこれからの学習に、ぜひ参考にしてみてください。
定期テストの振り返りは成績アップの近道!
学習の振り返りの中でも、定期テストの結果を振り返ることは成績アップの近道といわれています。定期テストで自分が解けなかった問題は、ニガテになりかけている単元ということですから、きちんと振り返ることでニガテの芽をつぶしていくことになるからです。教科別に「何ができたか」「何ができなかったか」を振り返って明らかにしておくと、その後の学習がより効果的に進められます。次の定期テストが終わったら、ぜひ振り返りをしてみましょう。
間違えた問題を3色に分ける
定期テストの振り返りは、間違えた問題を色分けする方法で行うと簡単です。例えば、次のように、間違えた問題を色分けしてみましょう。ノートに書きだしてみるのがおすすめです。
- 赤:考えてもまったくわからなかった問題
- 黄色:答えを見たらわかったけれど、テストのときは時間が足りなかったり思い出せなかったりして解けなかった問題
- 青:計算ミスや漢字の間違い、スペルミスなどのケアレスミス
間違えた問題を色分けしてみると、自分はどんなミスが多いのかがひと目でわかります。例えば、もし青が多ければ「ケアレスミスが多いので、次のテストでは見直しの時間を5分取ろう」といった対策を立てやすくなります。
「赤」の問題は解き直しがマスト
間違えた問題の色分けが終わったら、「赤」=「まったくわからなかった問題」だけでも解き直すのがおすすめです。定期テストの問題は、学校の先生が解説してくれることも多いですが、わからなければ先生や友達に質問して、解き方を理解してから再チャレンジしてみましょう。そして答え合わせをして、解き方のポイントを確認します。「赤」は自分のニガテ分野なので、自力で解けるようにしておけば次の単元も理解しやすくなります。
こうした振り返り方法は、ふだんの授業の演習でも使えます。ノートで問題を解いた結果を色分けしておいて、テスト勉強のとき、色のついた問題を中心に学習を進めることで、テスト対策を効率的に進めることができます。
色分けノートを使いこなせば効率よく実力を伸ばせる!
定期テストは「点数を見て終わり」という人が多いですが、それだけで終わらせるのはもったいない! ぜひ振り返りと解き直しをして、次の定期テストに向けて実力アップしていきましょう。
色分けノートを作って振り返る習慣を、定期テストやふだんの学習から行っておくことで、テスト対策だけでなく、高校入試対策にもつながる学習法が身についていきます。
ここで紹介した勉強法は、「進研ゼミ個別指導教室」で行われている事例です。「進研ゼミ個別指導教室」についての情報は、下記をご覧ください。