勉強法

定期テストで成績アップの決め手は「目標設定と振り返り」

現在中1、中2のかたは、「まだ高校入試は先のこと」と思うかもしれませんが、今から入試を意識した学習を始めることで、成績アップを目指すことができます。早めのスタートが何よりの対策なのです。毎日の勉強に悩んでいる人は、ぜひご一読ください。

目標設定と振り返りで自分で学ぶ力=自学力がアップする

成績アップや入試での成功を呼び込むには、「自学力」(=自分で学ぶ力)が欠かせません。では、自学力を伸ばすには具体的にどうしたらよいでしょうか。オススメは、毎回勉強するときに「目標」と「振り返り」の2つをノートやスケジュール帳に書いておくことです。
そんなことで?と感じるかもしれませんが、目標を決めて勉強をスタートし、終わったら振り返りをすることによって、自分に足りない力が可視化でき、次に何をすればいいのかがわかってきます。自学力を伸ばすために、上手な目標設定と振り返りのやり方を覚えましょう。

よい目標は「すぐ行動に移せる目標」

目標設定をするときには、「テストで高得点を取る!」などを思い浮かべる人が多いかもしれません。でもこの目標は、「そのために今から何をするか」がわからず、次の行動に迷ってしまいます。「よい目標=すぐ行動に移せる目標」。よい目標を設定するには、2つのポイントを押さえることが大切です。

ポイント① 数字を入れ込む

目標の立て方「目標に数字を入れて具体的にする」

「1日30分勉強する」「夕方5時までに勉強を始める」など、数字を目標に入れ込むと、具体的で達成しやすいものになります。

ポイント② 「何を」「どうやって」を具体的に決める

目標の立て方「なにを」「どうやって」でより具体的に!

例えば、「答えだけでなく途中式も書く」「解き終わったらしっかり見直しをする」など、どうやって目標を達成するかを入れ込むと、迷わず行動に移せます。 例えば、「次のテストで数学の得点を上げる」では具体的な目標とはいえません。「数学の途中式を飛ばさずに書いてケアレスミスをなくす」「正確な図をかいて考える」など、これまで受けたテストの反省点なども入れ込んで、具体的に点数をアップさせる方法を考えてみましょう。

振り返りは「記憶に残る+次の行動につながる」ことが大切

振り返りの仕方「例えば…?」のレベルアップ例

勉強が終わった後、「振り返り」を書きとめておくと、見返したときに「ここまではわかったけど、ここが理解できていなかったんだな」と、勉強の進み具合や自分の弱点がすぐわかります。
また、振り返りの方法として試したいのが、理解できたことについて「それって例えばどういうこと?」と具体例を考えてみることです。例えばケアレスミスを減らすことができたときは、「解き終わった後に見直しをするようにしたら、ミスを見つけることができた」などと具体的に書いておきます。この取り組みによって、勉強した内容が定着しやすくなります。

目標設定と振り返りのサイクルをつくろう

目標設定と振り返りは、それぞれ独立して考えるのではなく、セットで考えるのがポイントです。つまり、「前回の振り返りをもとに今回の目標を決める→目標に沿って勉強する→立てた目標が達成できたか振り返りをする」といった流れをつくるわけです。目標設定と振り返りのサイクルをしっかりつくっておくと、自分の弱点を一つずつ克服しながら学力を高めていくことができます。このサイクルを高校受験まで続けていくと、志望校合格がグッと近づいてきますよ。

まずは始めてみることが大切

まとめ

よい目標設定と振り返りをできるようになるには、早くても3か月はかかるといわれています。初めはうまくいかなくても、続けることでサイクルを上手に回せるようになります。「何から始めればよいかわからない」という人は、まずは目標として明日からの勉強開始時間を決め、勉強が終わったら、ノートに振り返りのコメントを書くことからスタートしてみてください。

ここで紹介した勉強法は、「進研ゼミ個別指導教室」で行われている事例です。「進研ゼミ個別指導教室」についての情報は、下記をご覧ください。

この記事を書いた人

高校入試情報担当

高校入試情報担当

進研ゼミ『中学講座』

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