勉強法

やる気が出ない人必見! 勉強のモチベーションを上げる方法

「勉強のやる気が出ない……」そんなときは、環境を変えたり、気分転換をしたりしてみましょう。

やる気の出る環境をつくる

やる気の出る環境をつくる

部屋を見回すとやる気が出にくい環境になってはいないでしょうか? まずは勉強に集中できる環境をつくりましょう。

部屋を勉強モードにしよう

自分の部屋にゲームやマンガが置いてある人は、勉強するときだけでも、ゲームやマンガを封印してはどうでしょうか? 「鍵のかかる引き出しなどに入れる」、「部屋の外に出す」、「家の人に預かってもらう」など、勉強が終わるまでは自分の手の届かないところに置くとよいでしょう。マンガや本が多く、本棚に鍵がかけられないという場合は、カーテンのように布を本棚の前面にかけておくだけでもマンガが取りにくくなるので効果があります。

また、勉強机の上がいつも散らかっている人もいるでしょう。日頃から部屋を整理しておくか、思い切って勉強に集中できるよう片づけてしまうのがおすすめです。いつでも勉強に取りかかれる状態にしておきましょう。

集中できる音をうまく活用しよう

物音が聞こえると集中できないということもありますね。ごきょうだいが遊んでいる声や話し声、テレビの音などは集中を妨げます。外の道路を通る車の音が気になるという人もいるでしょう。こういった音が気になる人は耳栓を使うとよいでしょう。耳栓はすべての音が聞こえなくなるわけではなく、不快に感じる音だけをカットしてくれます。話し声は聞こえますが、かなり小さくなるのでおすすめです。

また音を有効活用することもできます。勉強中に音楽を流す場合、歌詞が入っている曲では集中が途切れてしまいます。歌詞がなく落ち着いた曲調のものを流したり、集中力アップのための「ホワイトノイズ」や「カフェの作業音BGM」などを気にならない程度の音量で流したりするとよいでしょう。

スマホの電源は切っておこう

勉強するときには、学習に関係のないスマホの電源は切っておきましょう。LINEやSNS、ゲームアプリなど、ついスマホを触ってしまい、いつの間にか時間が経っていたという経験は多いはずです。

電源を切っておく、マナーモードにしておく、手の届かないところに置いておくなどの工夫をしてみましょう。また、スマホは休憩中にだけ使うように、時間を決めておくのがおすすめです。

家で集中できない人は図書館などに行ってみよう

家ではどうしても集中できない、やる気が出ないという人は、図書館や学校の図書室に行ってみましょう。しゃべってはいけない空間なので集中しやすく、周りの人も本を読んでいたり勉強していたりするため、雰囲気につられて集中しやすくなります。「ほかの人も勉強している」という環境はほどよくやる気を引き出すための最適な環境だといえるでしょう。

また、友達と誘い合って図書館に行くのも効果的です。放課後の空き教室やお互いの家ではついしゃべったり遊んだりしてしまいますが、図書館のような静かにしなければいけない環境で同時に勉強している仲間がいると、つられて勉強に取りかかりやすくなります。時間を決めて休憩を取るなど、工夫して利用してみるとよいでしょう。

お気に入りのアイテムでやる気を出す

お気に入りのアイテムでやる気を出す

やる気が出ないときには、お気に入りの文房具や音楽などで、気持ちを盛り上げるのも効果的です。

お気に入りの文房具を使おう

お気に入りの文房具を使うと、やる気が出ることが多いです。お気に入りのペン、消しゴム、ノートなどを使うと気分よく勉強できます。

とくにノートは使い始めるときにワクワクしますし、使い終わると「こんなにたくさん勉強した!」という達成感が得られるのでおすすめです。学校でノートが決められている場合には、自宅学習用のノートを気に入ったものにすれば勉強が楽しくなります。

音楽を聴いてやる気を出そう

勉強する前に、やる気の出る音楽を聴くのもよいでしょう。大好きな1曲を選び、勉強前に聴いてテンションを上げましょう。勉強の合間の休憩中に聴くのもおすすめです。

ただし、勉強しながら聴くのは避け、何曲もダラダラと聴いて休憩時間が伸びてしまわないように曲数や聴く時間を区切っておきましょう。

やる気の出る言葉を見えるところに貼ってみよう

やる気の出る言葉を紙に書いて、見えるところに貼っておくのもおすすめです。運動部の人はやる気が出るような言葉の書いてあるTシャツを見たことがあるかもしれませんが、勉強でも同じような効果があります。やる気が出るような歌詞や、本やマンガのセリフなど、気に入った言葉を貼っておきましょう。

気分転換をしてやる気を出す

気分転換をしてやる気を出す

勉強をしているうちに集中力が切れてしまい、その後再開するためのやる気が出なくなってしまうことがあります。そのようなときには、気分転換をしましょう。

甘いものやパワーナップで休憩をしよう

集中力が切れたら、休憩をしましょう。休憩時間は10分~15分程度にとどめるのがおすすめです。勉強中の脳はかなりエネルギーを使いますから、甘いものをひと口つまんだり水分補給をしたりするとよいでしょう。

どうしても眠くなってしまった人は30分だけ仮眠を取るのも有効です。これは「パワーナップ」といい、立派なリフレッシュの方法です。起きられるか不安な人は、複数の目覚まし時計をかけたり、家の人に起こしてもらったりするとよいでしょう。

トイレに行ったり顔を洗ったりしてみよう

集中力が切れてしまった場合、トイレに行くだけでも気分転換になります。また顔を洗ったり軽くシャワーを浴びたりするのも眠気覚ましになるのでおすすめです。

窓を開けて空気を入れ替えよう

勉強をしていて頭がボーッとしてきた場合、窓やドアを開けて空気を入れ替えてみましょう。締めきった部屋では酸素不足になることがあるため、換気をして深呼吸するだけでも頭がスッキリしてやる気が戻ってきます。

散歩をしてくるのも効果あり

集中力が切れたら、ちょっとだけ散歩をするのもリフレッシュできるのでおすすめです。家の周りをぐるりと歩いてみる、近くのコンビニや公園などに歩いて往復するなど、短時間の散歩をしてみましょう。見える景色が変わり、体を動かすので気分がスッキリします。

自分に合った方法で、やる気アップ!

「やる気」は「気」とつくだけあって、気持ちの問題です。それならば気持ちが上に向くように、環境を変えたり、気分転換をしたりしてみましょう。

<高校入試情報サイト>では、ほかにもいろいろなやる気アップの方法をご紹介しています。

また、「先輩体験談」にも、先輩たちのやる気アップの方法がたくさん掲載されていますので、気になる高校に通う先輩の体験談を探して、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

前澤洋介

前澤洋介

co-step inc.編集プロダクション

教員免許所持。20年間学習塾の講師・教科主任・校長を歴任し、中学・高校・大学受験すべての分野で指導を経験している。

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